『おみおくりの作法』監督7年ぶり最新作『いつかの君にもわかること』2月公開

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2022年12月05日 16:02  cinemacafe.net

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『いつかの君にもわかること』© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.
『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が7年ぶりに監督・脚本を手掛けた『Nowhere Special』が、邦題『いつかの君にもわかること』として、2023年2月17日(金)より公開されることが決定した。

窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが…。

世界中の映画祭で絶賛され、日本でもわずか1館での公開から最終的に100館を超え異例のロングランヒットを記録した『おみおくりの作法』。日本でも今年、阿部サダヲ主演『アイ・アムまきもと』としてリメイクされ話題を集めるなど、いまもなお愛され続けているヒューマンドラマの傑作だ。

本作はその生みの親であるウベルト・パゾリーニ監督の待望の最新作。余命宣告を受けたシングルファーザーが、自分が亡き後に息子が一緒に暮らす“新しい家族”を探し求める物語。監督が実際の記事から着想を得たという本作は、力強く紡がれた父子の絆を通じて、ヴェネチア国際映画祭をはじめ世界中で涙と感動の評価を受け、米映画レビューサイトRotten Tomatoesでは100%フレッシュを記録した。

父親のジョン役を演じたのは、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートン。我が子のために過酷な運命に立ち向かう姿を寡黙な演技で体現し、内面に抱える複雑な感情までをも見事に表現している。

息子のマイケル役には、本作がデビュー作となるダニエル・ラモント。100人以上に及ぶ候補者から見出された逸材であり、生まれながらの感性と天才的な表現力でノートンとの親子役を演じ切った。

ウベルト・パゾリーニ監督はメロドラマや感情主義とは最大限に距離をおいた繊細かつ“控えめ”な撮影手法を採用。余計な情景描写や登場人物の会話などを極力排することによって、父子の心情の移ろいを丁寧に描き出そうとしたのは、敬愛する小津安二郎の影響を受けているという。

『おみおくりの作法』では真心を持って他人の死を弔い、あの世に送り出す男を描いたパゾリーニ監督。本作では自らの死と向き合う父親が、愛する息子と“新たな家族”を探す物語を通して、全く異なる視点から再び生と死という普遍的なテーマを観る者に投げかける。

本情報と併せて解禁となったメイン写真は、父親のジョンと息子のマイケルが、青いベンチに並んで座っている姿が切り取られた1枚。ジョンの表情からは、自分の死後に一人残されてしまう息子を想い、考えに浸っている心情が伝わってくる。そして隣に座るマイケルは父親の深刻な様子を察して、心配そうに見つめているようだ。

「生」と「死」という普遍的なテーマを見つめる監督の新たな感動作に、期待が高まる。

『いつかの君にもわかること』は2023年2月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。




(text:cinemacafe.net)
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