小倉唯「女子ならではの感情が描かれてる」春アニメ「私の百合はお仕事です！」試写会レポ

TVアニメ『私の百合はお仕事です！』（略称『わたゆり』）の世界最速プレミアム試写会が、2022年12月2日に東京の秋葉原UDXシアターにて開催。本稿では、イベントの模様を紹介する。


試写会には主人公・白鷺陽芽役を演じる声優の小倉唯が出席。作中のコンセプトカフェの制服を思わせる緑色のジャンパースカート姿で登場し、会場からは「かわいい」という声が聞かれた。またトークイベントでは、小倉とプロデューサーの永谷敬之が作品の魅力について語り合った。

上映された第1話を見て、小倉は「色彩が本当に素敵だなと感じていて、目で見てるだけでもとにかく可愛いです。それぞれのキャストさんたちの声もキャラクターにマッチしていて、見ていてとても幸せでした」と語る。永谷Pも色彩にはこだわった制作をしていることを明かし、小倉が色彩のこだわりに気付いてくれたことを喜んだ。


「わたゆりのいいところはどこ？」という質問に対しては、小倉は「この胸のざわめく感じ。キュンキュンもするし、なによりキャラ同士の関係性から、女の子のいい匂いがする気がしました。女の子同士の愛情というか、友情というか、女子ならではの感情が描かれてるんですよね」と熱を込めて述べる。永谷Pからは、「自分が覗いてていいのかと思う女子の距離感です」と、笑いを誘うコメントも寄せられた。

また、小倉は自身の演じた陽芽について聞かれると、「第一印象はとにかく可愛い。外面と本音を演じ分けるのも、可愛くはありつつも、演じる上でどこまで行くかも悩みどころだった」とコメントする。そんな陽芽の演技で苦労した点として、小倉は「ゲームなどと違ってアニメは絵に合わせてアフレコを行っていくので、リアルタイムでオンオフで声のトーンが変わる演技を求められるのは難しくってドキドキした」とも笑顔で語った。


「陽芽と小倉さんの共通点はあるか」との問いかけには、小倉は「結構似てるところはある。あそこまでギャップがあるかはわからないですけど……」と前置きしたうえで「自分もスイッチを入れるタイプなんです。普段はふにゃふにゃだったりしますし、人によっては思ったよりしっかりしてると言われることも」と意外なエピソードを明かす。ほかにも「私も可愛い振り付けをしたり、愛嬌といいますか、ああいうのをするときに、キラキラのオーラを自分でまとうぞってやります」と、陽芽に共感した部分を挙げた。


「コンセプトカフェの取材はしたのか？」という問いには、永谷Pが「スタッフは各々行った、と思います」と答える。スタッフで押し掛けるとカフェのコンセプトが崩れてしまうとの配慮から、一斉に押し掛けることはしなかったとも明かされた。

小倉にも「コンセプトカフェに行ったことはあるか」との質問が振られ、小倉はこれに「行ったことがないです。メイドカフェにいきたいです。メイドにもなってみたいです」と回答。すると、会場からは拍手の波が自然発生した。


さらに、変化球な質問として、「コンセプトカフェを経営するならどんなカフェ？」との問いかけもあった。これに、少し考えた小倉は「カワウソ……？」と、ほんわかさせる呟きをする。その後、改めて考えを整えた小倉は「私のファンクラブは『Yui's＊Company.』なので会社はどうでしょうか」と述べ、会社カフェというコンセプトに辿り着く。「でも癒されにくるのに仕事の合間に仕事するみたいになるか(笑)。でもコピーとかとってもらって」と小倉ワールドが展開され、これには会場がほほえましい空気に包まれた。

最後の締めの言葉が求められ、永谷Pは「今はオープニングとエンディングの作業をしています。アニメが始まる頃には万全になるでしょう」と進行状況を明かす。最後は「ごきげんよう」の挨拶でイベントの幕が閉じられ、可憐に手を振る小倉には拍手をするファンや手を振り返すファンの姿が見られた。

TVアニメ『私の百合はお仕事です！』
2023年春放送決定！

＜STAFF＞
原作：「私の百合はお仕事です！」未幡(コミック百合姫/一迅社刊)
監督：さんぺい聖
キャラクターデザイン：岩崎たいすけ
プロデュース：infinite
アニメーション制作：パッショーネ×スタジオリングス

＜CAST＞
白鷺陽芽/小倉唯
綾小路美月/上坂すみれ
雨宮果乃子/田中美海
橘純加/小市眞琴
御子柴舞/田村ゆかり
西園寺寧々/瀬戸麻沙美

（C）未幡・一迅社／私の百合は製作委員会です！