前線はさらに“豪華”に! 次回2026年W杯、日本代表メンバーはどうなる【MF・FW編】

1

2022年12月06日 06:30  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

今季は高卒1年目ながらJリーグで存在感を示した松木玖生
 日本代表にとって7度目のW杯が終了した。グループリーグでドイツ、スペインという強豪を倒して4度目の決勝トーナメントに進出したが、クロアチア相手にPK戦の末敗れ、初のベスト8進出は果たせなかった。収穫と課題を手にカタールの地を後にする。だが、「終わり」は「新たな始まり」。次回2026年W杯北中米大会(カナダ・メキシコ・アメリカの3カ国共催/6月開幕予定)では、どのような戦いを演じられるのか。そのためのメンバーは、誰になるのか。今後の成長を加味しながら、4年後の日本代表26人を予想したい。今回はMF・FW編。


【写真】2026年W杯、中心となる選手たちはこちら!*  *  *


 MF陣では、今大会でも中心だった遠藤航(シュツットガルト)を今後も軸として計算したい。4年後は33歳。“デュエル王”として肉体的な衰えが気にはなるが、精神的ピークを維持できれば、今以上に経験値を増やして活躍できるはず。同じく現在27歳の守田英正(スポルティング)も4年後は31歳のベテランになるが、より円熟味を増したプレーで今大会以上の働きを見せてくれるはずだ。そして現在26歳の鎌田大地(フランクフルト)も当然、次回大会も中心選手として大いに期待したい選手。ただ、ポジションについては議論と試行の余地あり。チームとしてより攻撃的なサッカーを目指すならば、インサイドハーフはもちろん、かつての中田英寿や小野伸二のようにボランチに下げてもいい。



 その他、年齢的には4年後に27歳となる田中碧(デュッセルドルフ)も成長を期待したいが、それよりもパリ五輪世代の面々が可能性を感じさせる。今年7月のE−1選手権でA代表デビューを果たした藤田譲瑠チマ(横浜Fマリノス)とJリーグで奮闘を続ける松木玖生(FC東京)のメンバー入りに期待。ともに技術面では改善の余地が多くあるが、期待の若手が飛躍し、世界舞台で活躍するために最も必要な「メンタルの強さ」を持っている。 



 2列目のアタッカーは引き続きの激戦区になる。現チームの筆頭格である伊東純也(ランス)は4年後に33歳となり、現在のスピードを維持できているかどうかだが、37歳のクリスティアーノ・ロナウドら近年のベテラン勢を見ると、まだまだ力をキープできる年齢だ。そして最も楽しみなのが、4年後に29歳になっている三笘薫(ブライトン)。自身の“ヌルヌルドリブル”がW杯舞台でも通用することを今大会で証明した上で、次回大会ではスタメン出場から思う存分の“爆発”を期待したい。



 また、堂安律(フライブルク)も次回大会時に27歳。プレーの幅を広げながら全盛期を迎えた状態で2大会連続ゴールに期待したい。ここに加わるならば、オーストリア・リーグで得点を量産している中村敬斗(LASKリンツ)か。高い決定力は大きな武器。欧州リーグでのステップアップとブレイクの予感を漂わせている。そして、久保建英(レアル・ソシエダ)は当然、外せない。4年後の次回大会でも、まだ25歳。両ウイングにトップ下、さらに2トップの一角と様々な起用法があるが、日本が「ベスト8以上」を目指すならば、ボールを握り、ゲームを支配する必要があり、その際には世界的にも稀有な才能を持つ久保の力を、より一層、生かすべきだ。


 FW陣はどうなるか。年齢、能力的には、上田綺世(セルクル・ブルージュ)に期待。まだ24歳で能力的な底を見せておらず、今大会のコスタリカ戦の反省を糧にしてもらいたいところ。継続的にスタメン起用して連携を深め、使い方を間違えなければ、万能ストライカーとしてW杯舞台でも躍動できるはず。久保同様、日本が「ベスト8以上」を目指すならば、この男の成長が必要になる。



 その上田とタイプは異なるが、斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)の飛躍にも期待したい。切れ味鋭いドリブルを武器に年代別代表で活躍し、2021年から欧州リーグで鍛錬を積んでおり、今後はA代表に絡んでくるはずだ。さらに中島大嘉(札幌)がどのように成長できるか。現状では荒削りな部分を多く残すが、“和製ハーランド”とも称されるスケール感は他の日本人FWにはないもの。次大会の開幕日に24歳となる大型ストライカーを切り札にしたい。そして語るべきは、鈴木優磨(鹿島)だ。J復帰後の好パフォーマンスで代表入りを推す声も多かったが、様々な報道と憶測、本人の意向があった中で結果的には招集外が続いた。だが、まだ26歳。次回のW杯では是非、代表のユニフォームに袖を通してもらいたい。


 ここに挙げた選手以外にも、MFでは松岡大起(清水)や田中聡(KVコルトレイク)に加え、中井卓大(レアル・マドリード・カスティージャ)や福井太智(鳥栖U−18)といった“逸材”が控えており、アペルカンプ真大(デュッセルドルフ)も気になる存在。アタッカー陣では、藤本寛也(ジル・ヴィセンテ)や満田誠(広島)の他、鈴木唯人(清水)、荒木遼太郎(鹿島)らも可能性を持っており、甲田英將(名古屋)、中村仁郎(G大阪)、古川洋介(磐田)の2003年生まれのドリブラーたちの飛躍にも期待したいところ。


 そしてFW陣にも、細谷真大(柏)、原大智(アラベス)の他、今年のルヴァン杯ニューヒーロー賞の北野颯太(C大阪)やJ3で異次元のスピードを見せる横山歩夢(松本山雅)、高校卒業後にドイツ・ボルシアMG入りが決まっている福田師王(神村学園高)といった次世代の若手たちがおり、多くの者に2026年W杯への門戸は開かれている。


 守備陣と異なり、中盤から前の攻撃陣は今大会の経験者が次回大会でも出場できる年齢にある。あとは監督がいかにベストな組み合わせを見つけ、チームに落とし込むか。予期せぬ故障や不振は必ず起こり、W杯を勝ち上がって行くためには1チーム分の選手層では困難である。選択肢は多ければ多いほど、戦術の幅が広がり、勝利の確率は高くなる。そのためにも、自国リーグを含めた国全体としての底上げが必要。今度こそ「ベスト8以上」へ。今回の予想が外れるような多くの新戦力の台頭に期待しながら、“4年後の歓喜”を心待ちにしたい。


【2026年W杯・日本代表予想メンバー】MF&FW:14人
※カッコ内は生年月日と大会開幕(2026年6月8日)時点の年齢


【DH/CH】
遠藤航(1993年2月9日/33歳)
守田英正(1995年5月10日/31歳)
鎌田大地(1996年8月5日/29歳)
藤田譲瑠チマ(2002年2月16日/24歳)
松木玖生(2003年4月30日/23歳)


【WG/OH】
伊東純也(1993年3月9日/33歳)
三笘薫(1997年5月20日/29歳)
堂安律(1998年6月16日/27歳)
中村敬斗(2000年7月28日/25歳)
久保建英(2001年6月4日/25歳)


【FW】
鈴木優磨(1996年4月26日/30歳)
上田綺世(1998年8月28日/27歳)
斉藤光毅(2001年8月10日/24歳)
中島大嘉(2002年6月8日/24歳)


(文・三和直樹)


このニュースに関するつぶやき

  • 次こそはexclamation
    • イイネ!11
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定