【1.7万人調査】2022年生まれの子どもの名前、1位は? - 読みは「ハルト」「エマ」がトップ

0

2022年12月06日 11:01  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
明治安田生命保険相互会社は12月5日、今年で34回目となる「生まれ年別の名前調査」の結果を発表した。同調査は、同社の個人保険・個人年金保険の保有契約のうち、2022年生まれの男の子8,952名、女の子8,561名の名前を集計した。


2022年生まれの男の子の名前で最も多く使用された「表記」は、昨年3位の「蒼」ちゃんと、昨年45位の「凪」ちゃんだった。「蒼」の字は、「蒼天」「蒼穹」「蒼海」に使われるとおり、広く澄み渡る青空や、青々とした大海を連想させるほか、「草木が茂っているさま」という意味も持ち、大きな夢に向かってほしい、まっすぐにすくすくと育ってほしい、という願いが感じられる。



「凪」の字は、「風が止まる」という成り立ちで、ロシアのウクライナ侵攻や自然災害の頻発・異常気象などさまざまな危機が取り巻くなか、「凪」のような平穏な世の中で、穏やかに育ってほしい、という願いが感じられる。



続く3位には、平成・令和の上位常連「蓮」ちゃんがランクイン。以下、4位「陽翔」「湊」「颯真」「碧」、8位「樹」、9位「大和」「悠真」「暖」と続き、男の子は、漢字一文字の名前がベスト10に調査開始以来過去最多となる7個ランクイン、ベスト50に19個ランクインした。



一方、女の子の名前の表記は、「陽葵」ちゃんが2年ぶり2回目の1位に。「葵」の字は、「向日葵」にも使用されるとおり「太陽の方向を向く植物」という意味を持ち、「陽」の字と組み合わせた「陽葵」ちゃんは、どんなときでも明るく前に進んでいってほしい、という願いが感じられる。



2位には、上位常連の「凛」ちゃんがランクイン。主に「リン」と読まれ、かわいらしい音の響きでありながらも凛々しく力強い印象で、引き続き人気のよう。3位には和風で文学的なイメージのある「詩」ちゃんが、昨年15位からジャンプアップ。



以下、4位「陽菜」「結菜」、6位「杏」、7位「澪」、8位「結愛」、9位「芽依」「莉子」「さくら」「咲茉」と続き、女の子は、花などの植物を意味する漢字を使用した名前がベスト10に7個、ベスト50に26個ランクインするなど、人気の高さがうかがえた。

次に、使用されている「漢字」を調べたところ、男の子の名前に使用される漢字のトップ3は、昨年に引き続き、1位「翔」、2位「斗」、3位「大」という結果に。いずれも止め字として使用されることが多いという特徴があり、お気に入りの漢字に、スケールの大きさを連想させる「翔」、「北斗七星」に使用され輝きを連想させる「斗」、大きさを表す「大」などを止め字に組み合わせ、名前をより印象付けているよう。


女の子の名前に使用される漢字では、「愛」が7年ぶりにトップを奪還。また、「愛」「花」「菜」「莉」「奈」が13年連続でベスト10入りしていることから、人気の漢字が固定化されているよう。一方で、「乃」が2位となり、9年ぶりに新たな漢字がトップ3にランクイン。「乃」は「すわなち」など接続詞の意味を持っており、漢字そのものに強い意味はないものの、和を連想させるとともに、やわらかくかわいらしい印象にすることができる。


次に、人気の「読み方」について調査したところ、男の子は「ハルト」ちゃんが14連覇を達成。女の子は、「エマ」ちゃんが調査開始以来初のトップに。「ハルト」ちゃんは、やわらかい音とかたい音が組み合わさって成り立っており、優しさや暖かさが感じられつつも、元気な印象に。一方「エマ」ちゃんは、外国にも馴染みやすい響きでグローバルな雰囲気が感じられる。近年の傾向として、読み方の人気は特定の名前に集中する一方で、表記の多様化が進展しており、音の響きで読み方を決めてから、一つひとつの漢字の持つイメージに願いや想いを込めて、表記を決める傾向がみてとれた。



ベスト50にランクインした読み方を見てみると、「アオイ」ちゃん(男の子8位・女の子7位)をはじめ、「ヒナタ」ちゃん(同11位・13位)、「ソラ」ちゃん(同12位・47位)、「セナ」ちゃん(同34位・36位)、「レイ」ちゃん(同37位・34位)など、男女偏りのない“ジェンダーレスネーム”が多数ランクイン。



そのほかの特徴として、“2音ネーム”の人気が上昇傾向に。女の子では「エマ」「メイ」「サナ」を筆頭に計26個が、男の子では「リク」「ハル」など計16個がランクインした。(CHIGAKO)

    前日のランキングへ

    ニュース設定