再上陸「フォーエバー 21」が約150型の新作を初公開、アパレル全体の約80%がジャパンモデル

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2022年12月07日 05:01  Fashionsnap.com

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 2023年に日本再上陸する「フォーエバー 21(FOREVER 21)」が、2023年春夏シーズンの展示会を開催し、約150型の新作を初公開した。日本人に合わせて企画した「ジャパンモデル」がアパレル全体の約80%を占めるほか、日本限定マスコットを展開するなど雑貨も充実させた。

 同ブランドは、伊藤忠商事が日本における販売権及びマスターライセンス権を取得し、アダストリアの子会社であるゲートウィン(Gate Win)を通じて展開。再上陸する2023年は「Wear No Filter」をテーマに、着る人の個性を映し出す服を提案する。同年2月21日にはアダストリアが運営するECサイト「ドットエスティ(.st)」で取り扱いを開始し、4月には「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」に1号店の出店を予定するなど、実店舗の拡大も進めていくとしている。

 新作コレクションは、汎用性が高くブランドの根幹となる「BASIC」、1990年代のファッションやカルチャーから着想を得た「STREET」、ミニマルかつ現代ストリートの要素を取り入れた「MODE」、カラフルなY2Kファッションを提案する「POP」、韓国ファッションの要素を取り入れつつガーリーな印象に仕上げた「FEMININE」、レトロ・ロマンティック・ノスタルジーをコンセプトにした「VINTAGE」の全6カテゴリーを用意し、アパレルのみで約150型をラインナップ。日本人の体型や好みに合わせて企画した「ジャパンモデル」がアパレル全体の約80%を占める。今後は、毎月40型を目安に日本オリジナル商品を展開し、本国の商品も適宜追加していく計画だ。

 また、雑貨類は2023年春夏コレクションの立ち上げに合わせて全200型程度を用意。21種類の野菜をモチーフにした日本限定マスコット「ベジタブルズ 21(Vegetables 21)」をあしらったiPhoneケース、キーホルダーなどを取り揃える。雑貨に関しては、現状6割程度が国内企画だが、今後変動する可能性があるとしている。

 平均単価は、カットソーで3000円前後、シャツで4000円前後、ボトムスで5000円前後、アウターで7000円前後。撤退前は、スピード感のある商品企画で多くの型数を低価格で販売するといったファストファッションの展開方法を取り入れていたが、国内で新たにブランドの舵取りを担うアダストリアの野田源太郎クリエイティブディレクターは「今回のフォーエバー 21はファストファッションではない」と強調。「アダストリアに蓄積された消費者インサイトなどのデータを利用して、日本人のニーズに合わせた高品質なアイテムを、一点ずつ丁寧に企画して展開していく。クオリティと価格のバランスを第一に考え、消費者に納得してもらえる商品を提案したい」と語った。


■アダストリア:公式サイト

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