JR東日本、太海駅に新駅舎 - 12/14使用開始、潮風に強い木造駅舎に

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2022年12月08日 10:42  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR東日本千葉支社は、駅舎建替工事を2022年3月から行っていた内房線の太海(ふとみ)駅に関して、新駅舎の使用開始日が12月14日に決定したと発表した。


新駅舎は、駅から海を眺められる環境を生かし、自然を感じ取ることができる駅をコンセプトとしている。電車を待ちながら、駅前広場側から海、待合室側から山を眺められるという。構造は木造地上1階建、建築面積は62.12平方メートル、延床面積は23.18平方メートルとなっている。

構造体に木材を採用することで、潮風による塩害に強い駅とし、壁材にも木材を使用して炭素固定の量を増やし、環境負荷を削減している。周辺の風を取り込み、風が抜けやすい駅形状とすることで、待合室などの温熱環境を改善した。



新たな取組みとして、新駅舎のベンチは土木学会・東京大学・會澤高圧コンクリートと連携し、最新の技術を用いたコンクリート3Dプリンタで製作している。


新駅舎の使用開始日は12月14日を予定しているが、工事進捗等の事情により延期となる可能性がある。新駅舎の使用開始後も、2023年1月頃まで工事が続けられる。(木下健児)
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