パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、同クラブに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの去就と、マンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードへの関心に言及した。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
PSGとの現行契約が2023年6月30日までとなっているメッシ。1年の契約オプションが付随しているものの、今シーズン終了後の2023年夏にはMLS(メジャーリーグ・サッカー)のインテル・マイアミへの加入に近づいていることが報じられており、去就には注目が集まっている。
メッシとの契約延長を望んでいるかと聞かれたアル・ケライフィ会長は「間違いなくね」と認めながら、同選手との話し合いはFIFAワールドカップカタール2022終了後に行うことを明らかにした。
「彼はとても幸せだ。それは代表チームでの彼を見たらわかる。選手が満足していなければ、代表チームでのパフォーマンスも良くないだろう。彼は今シーズン、我々のために素晴らしいパフォーマンスを見せていて、代表とクラブのために多くのゴールとアシストを記録している」
「我々が合意したのはW杯の後に一緒に席に着くということだ。でも、クラブも彼も両方がとても満足している。だから、W杯の後に話し合うつもりだ」
また、アル・ケライフィ会長は、1年の契約オプションを付随しているものの、マンチェスター・Uとの現行契約が2023年6月30日までとなっているラッシュフォードにも言及。「彼は本当に素晴らしい選手の1人だ」と評価していることを明かし、現状のままだと来年1月からの交渉が可能となることから獲得に動く可能性については次のように語った。
「ラッシュフォードをフリーで獲得できるなら、間違いなくどのクラブも彼を追いかけるだろう。我々はそれを隠しているわけではない。以前にも話したように興味は持っている。でも、現時点ではどちらにとってもいいタイミングではない。もしかしたら、(来年の)夏にでもね。なんでダメなんだい?」
「もし、彼が今フリーなら、もちろん直接話し合うことができるが、今は彼と話をするつもりがない。彼にはW杯に集中してもらいたいしね。そして1月になって、まだ興味を持っていたら、彼と話をするだろう」