5年連続30本塁打の巨人・岡本が3000万円ダウン 「中田翔を下回る年俸」に波紋が

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2022年12月09日 11:30  AERA dot.

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巨人の岡本和真
 契約更改の査定は難しい。波紋を呼んだのが巨人の主力選手たちの推定年俸だった。


【年俸ランキング】2022年セ・リーグ個人年俸上位20傑はこちら 今季は度重なる故障で83試合出場にとどまった坂本勇人は、固定制で現状維持の年俸6億円でサイン。23試合の先発登板で10勝7敗、防御率3.12をマークした菅野智之は1億円減の年俸5億円だった。大幅アップを勝ち取ったのが、中田翔だ。昨オフは1億9000万円減の年俸1億5000万円と大幅に下がったが、今オフは1億5000万円増の年俸3億円で3年契約を勝ち取った。109試合出場で打率.269、24本塁打、68打点と残した数字以上に貢献度が高い。前半戦に打撃不振でファーム降格を味わったが、フォーム改造を断行して復活した。インサイドアウトのスイングから粗さが消え、確実性が上がると打率が2割1分台から一時は3割近くまで上昇。8月上旬から打撃不振の岡本和真に代わり、シーズン終了まで4番を務めた。守備も一塁手部門で史上初となるセ・パ両リーグでゴールデングラブ賞を獲得した。


 巨人を取材するスポーツ紙記者は、こう振り返る。


「坂本は2019年から5年契約を結んでおり、今年だけでなくこれまでの貢献度を加味した年俸になっている。菅野は2年ぶりの2ケタ勝利を挙げましたが、好不調の波が激しくかつての絶対的エースとしては物足りない。中田は大幅減俸した分を全てではないですが、取り戻した感じですかね。大幅に年俸を上げたとは感じましたが、期待料を込めていると思います。来季以降も主軸で活躍してもらわなければ困る選手ですから」


 チームは5年ぶりのBクラスに低迷したが、奮闘した選手たちは笑顔の契約更改となっている。新人で守護神として大活躍した大勢は4100万円増の年俸5700万円、チームトップの12勝をマークした戸郷翔征は5000万円増の年俸9000万円、自己最多の132試合に出場し、チームトップの打率.277をマークした吉川尚輝は年俸3000万円増の7000万円、自己最多の13本塁打をマークした大城卓三は2500万円増の年俸8000万円でそれぞれサインした。


 その中で対照的だったのが、主砲の岡本和真だった。球団からの提示額は3000万円減の年俸2億7000万円。5年連続30本塁打を達成し、三塁の守備でもヤクルト・村上宗隆、DeNA・宮崎敏郎を押しのけて2年連続ゴールデングラブ賞を受賞したが、輝きを放ったとはいえないシーズンだった。勝負の夏場に打撃の状態が上がらず、4番から6番へ打順が降格。140試合出場で打率.252、30本塁打、82打点に成績は求める期待が大きい分、物足りなく映った。


 ただ、約1カ月のファーム降格を経験して規定打席に到達しなかった中田に逆転される形で年俸が下回ったことに、賛否両論の声が。


 スポーツ紙デスクは、「岡本は今年の成績を考えればダウン提示に納得しているでしょう。坂本勇人のバトンタッチを受ける形で主将に就任し、期する思いは強い。今年はタイトル争いを繰り広げていた村上の陰に隠れる形になり存在感は薄かったが、本来は巨人の不動の4番で全試合出場しなければいけない選手です。来年活躍すれば大幅アップの年俸を勝ち取れる」と期待を込める。


 いつまでも坂本、菅野に頼ってばかりはいられない。岡本がV奪回の先頭に立ち、変革の旗頭になる。(今川秀悟)


このニュースに関するつぶやき

  • 王さん松井さんに継ぐ5年連続30本を打っても全体的に昨年より成績は下がったので来季は頑張ってほしいという球団からのメッセージなのでしょうかね。GG賞獲得も良かったですね。
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