
若者による大麻使用が深刻化する中、岡山県は、使用防止を訴える啓発動画を制作し、県の公式ユーチューブチャンネルで公開を始めた。高校生カップル「やまと」と「なおか」を主役にした漫画形式のオリジナルストーリーで、大麻の依存性や健康被害、人間関係への悪影響などを分かりやすく伝えている。
【動画】大麻に手を出しそして逮捕…違法薬物の恐ろしさを描いた漫画がムービーになっています
大麻を巡っては、県内で2021年に過去最多の83人が摘発され、うち8割以上が20代以下と若者の間でのまん延が懸念されている。県は「有害性がない」「依存しない」といった誤った認識が使用拡大の一因とみており、正しい知識を身に付けてもらう狙いで動画制作を企画した。
動画は約5分で、男子高校生の「やまと」が大麻の常習者となり、幼なじみの「なおか」との関係も崩壊してしまう―との内容。「すぐにやめられる」と軽い気持ちで大麻に手を出した「やまと」は目がうつろになり記憶力も低下、「大麻のことしか考えられない」と禁断症状に苦しみ、心配する「なおか」も裏切って最後には逮捕される姿を描き、「戻れない道 進みますか?」と問いかける。
県は本年度末をめどに動画と同じ内容の漫画冊子も作製し、県内の高校などに配布する予定。県医薬安全課は「若い世代にも関心を持ってもらえる内容に仕上がった。大麻の危険性をしっかりと認識するきっかけになれば」としている。
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(まいどなニュース/山陽新聞)
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