サッカー日本代表とカタールW杯ベスト8チームとの差は歴然。欧州トップ10クラブでプレーしている各国選手の人数を調べてみた

2

2022年12月09日 18:41  webスポルティーバ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

webスポルティーバ

写真

激闘来たる!カタールW杯特集

【本大会出場選手の7割が欧州でプレー】

 世界中が熱狂するカタールW杯もラウンド16が終了し、残すところあと8試合。今大会に出場した32チームのうち、24チームの選手たちがすでにカタールを離れたことになる。




 最大26人のメンバー登録が可能となった今大会では、25名で臨んだイランを除くと、31チームが26人を登録。ただし、開幕前にカリム・ベンゼマが負傷離脱したフランスは、登録メンバー上は26人のままだが、実質的には25人。つまり、カタールW杯に参加した選手は計830人におよんだ。もちろんこれは、過去最多だ。

 では、代表チームの世界最高峰の舞台に集った選手たちは、どのクラブに所属しているのか。830選手の所属クラブの内訳を見てみよう。

 まず、大陸別では602選手がUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)傘下のクラブに所属していて、その割合は実に全体の72.5%。ヨーロッパにはチャンピオンズリーグをはじめ、プレミアリーグ、ラ・リーガなど世界的人気と注目度を誇る国内リーグがあり、動くお金も桁違い。そこに世界トップレベルの選手が集中する傾向は、今後も変わらないだろう。

 ちなみに、2番目以降は114人で13.7%のAFC(アジアサッカー連盟)、76人で9.2%のCONCACAF(北中米・カリブ海サッカー連盟)、21人で2.5%のCONMEBOL(南米サッカー連盟)と続き、最も少なかったのが17人で2.1%のCAF(アフリカサッカー連盟)。OFC(オセアニアサッカー連盟)傘下のクラブに所属していた選手はひとりもいなかった。

【欧州5大リーグ所属が半数】

 続いて、所属クラブをリーグ別に見ていくと、予想どおり、イングランドのプレミアリーグがダントツのトップで134選手。今回のW杯に出場した32チームのうち、計26の代表チームにプレミアリーガーがいた。世界最高峰のリーグと評される所以だ。

 そのプレミアリーグに次いで多かったのがスペインのラ・リーガで、計83選手、23代表チーム。以下、ドイツのブンデスリーガ(77選手、24代表チーム)、イタリアのセリエA(65選手、21代表チーム)、フランスのリーグ・アン(55選手、21代表チーム)と、ヨーロッパ5大リーグが全体の半数以上を占める(50.3%)。

 ここまでは想像どおりと言えるが、6位以下には、アメリカのMLS(37選手、12代表チーム)、サウジアラビアのプロフェッショナルリーグ(33選手、7代表チーム)、カタールのスターズリーグ(33選手、6代表チーム)と、ヨーロッパ以外のリーグが続き、さらに9位にはイングランドの2部リーグにあたるEFLチャンピオンシップ(26選手、11代表チーム)が食い込み、10位のベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグ(24選手、12代表チーム)を上回った。リーグの資金力がそのまま順位に表れた格好だ。

 これをクラブ単位で算出してみると、計17選手、8代表チームに所属選手を送り込んだスペインの名門バルセロナがトップ。16選手、9代表チームのマンチェスター・シティ(イングランド)が2位で、以下、3位にドイツのバイエルン(16選手、7代表チーム)、4位にカタールのアル・サッド(15選手、3代表チーム)、5位にはイングランドのマンチェスター・ユナイテッド(14選手、8代表チーム)が続いている。

 ここまでは全32チームの出場選手の所属クラブの内訳を見てきたが、ベスト8に勝ち残ったチームに絞ってみると、所属クラブの傾向はどうなってくるのか。その数字を見ると、世界のトップ・オブ・トップの選手たちが、いかにヨーロッパの強豪クラブに集中しているかがよくわかる。

【W杯上位チームの選手は欧州トップ10クラブでプレーしている】

 まず最新のUEFAクラブランキングのトップ10は以下のようになっている。

1位=マンチェスター・シティ(イングランド) 
2位=バイエルン(ドイツ) 
3位=チェルシー(イングランド) 
4位=リバプール(イングランド) 
5位=パリ・サンジェルマン(フランス) 
6位=レアル・マドリード(スペイン) 
7位=バルセロナ(スペイン) 
8位=マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 
9位=ユベントス(イタリア) 
10位=アヤックス(オランダ) 

 今大会でベスト8に進出した8チームの選手の所属クラブをこれにあてはめると、トップ10のクラブでプレーしている選手が最も多いのが、前評判から優勝候補筆頭とされているブラジルで、その数は16選手。26人のうち約6割もの選手がヨーロッパの強豪クラブに所属していることになる。まさに、タレント王国の面目躍如といったところだ。

 続いて、トップ10に4クラブを送り込む自国リーグを持つイングランドと、7人のアヤックス所属選手がメンバーに登録されたオランダが、それぞれ13人で2位タイ。4位は12選手のフランス、5位には9選手のポルトガルが上位に食い込んだ(登録上、クリスティアーノ・ロナウドは所属なし)。

 ちなみに、意外と少なかったのが6位アルゼンチンで計5人。3人のクロアチアとモロッコが7位タイだった。

 一方、予想を裏切る格好で敗退したドイツ、スペイン、ベルギーの強豪3チームでトップ10のクラブに所属する選手を見てみると、ドイツが11人、スペインが15人に対し、ベルギーは3人のみ。ベルギーに関しては、大会後にキャプテンを務めたエデン・アザールが代表引退を宣言したように、現在世代交代が進行中。3位だった前回大会が、おそらく黄金世代のピークだったのかもしれない。

 いずれにせよ、登録メンバーのうちどれだけ多くの選手が強豪クラブでプレーしているかが、その代表チームの実力を示す基準のひとつであることは間違いなさそうだ。

 最後に、最も気になる日本代表の内訳はどうかというと、残念ながらトップ10のクラブに所属する選手は不在。鎌田大地が、唯一トップ20にランキングされるフランクフルト(ドイツ)でプレーしているが、冨安健洋のアーセナル(イングランド)が23位ということもあり、その他のヨーロッパ組の所属クラブは21位以下になる。

 日本代表が世界のトップレベルに近づくためにも、今後も各選手がステップアップし続けていくことを期待したい。

このニュースに関するつぶやき

  • 不毛な調査だと思うよ。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定