店内でスマホを盗むも即失敗 気まずそうに踵を返し商品を返却(英)<動画あり>

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2022年12月09日 20:11  Techinsight Japan

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ショーケースの前でスマホを見ていた男(画像は『The Sun 2022年12月6日付「ESCAPE’S CUT OFF Moment bungling thief tries to flee shop with stolen phones ― but can’t open the DOOR」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット)
このほどイギリスの携帯販売ショップに設置されたカメラが、商品のスマホが盗まれる瞬間を捉えた。2台のスマホを持って操作性を確かめていた男は突然出口に向かって走り出しそのままスマホを盗もうとしたが、店員が遠隔操作でドアにロックをかけていたため店外へ出ることができなかった。男は気まずそうにしながらもカウンターに戻り、大人しく店員にスマホを返却したと『The Sun』などが伝えている。

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窃盗未遂が発生したのは英ウェストヨークシャーのデューズベリーにある携帯販売ショップ「Phone Market」で、店内カウンターを映していた防犯カメラが当時の様子を捉えていた。動画にはスマホがずらりと並ぶショーケースの前に立つフードを被った男が映っており、カウンターの内側にいた店員2人と話しながらショーケースの中を覗き込んでいる。

しばらく悩む素振りを見せた男は、ショーケースを指差して気になったスマホを店員に取り出してもらいスマホを操作して使い心地を確かめ始めた。そして店員が別のスマホも取り出して男に勧めると男は2台のスマホを持って比較し始めたのだが、その直後に男はスマホを手にしたまま背後にあった店の出口に走り出した。

ところが店のドアは店員がカウンター下にある遠隔装置でロックをかけていたため開けることができず、男は一瞬で自身の状況を理解したようで気まずそうにしながらも大人しくカウンターの方へ戻り盗もうとしたスマホ2台を店員に手渡した。その後、男は「友達にここの店に来てスマホを盗むように言われたんだ。私は普段こんなことをするような人間じゃないよ…」と店員に伝えたという。男が暴れ出したりするリスクを考えた店員は窃盗が未遂に終わったことから男を解放することに決め、ドアのロックを解除すると男はドアを開けて去って行った。

呆気なく窃盗未遂に終わった男の映像は話題を呼びネット上で広く拡散されており、映像を見た人々からは「最高に面白い泥棒だね」「この男はこの日のことを生涯忘れないだろうね」「見ているこっちまで恥ずかしくなってくるね」など笑いの声が届いた。

同店のオーナーであるアフザル・アダムさん(Afzal Adam、52)は2台のスマホの価格は合計で約1700ポンド(約28万円)になると明かしており、店にとって大きな被害となりかねなかった男の行動に怒り心頭かと思われたが逆にサポートを申し出た。アフザルさんは「今は多くの人にとって困難な時代です。もしあなたが食べる物もなく困っているのなら、何か手伝えることがあるかもしれないのでまた店に来てください」とコメントしている。

イスラム教信者のアスラムさんは、「イスラム教では怒りを見せたり怒りによって相手を抑圧するようなことは教わらず、他人に対して慈悲深くあれと教わります。動画を見た警察が連絡してくるかもしれませんが、事件として告発する気はありません」と寛大な心を示した。


ちなみに今年10月にはアメリカにある高級ブランド店を襲った17歳少年が、犯行後にガラスに激突して気絶する瞬間を捉えた動画が大きな話題を呼んでいた。



画像は『The Sun 2022年12月6日付「ESCAPE’S CUT OFF Moment bungling thief tries to flee shop with stolen phones ― but can’t open the DOOR」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 白々しい言い訳を信じて、窃盗未遂を放免するのはどうかと思う。
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