更年期世代は要注意!不調を招く目のトラブル

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2022年12月09日 22:30  つやプラ

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からだに何かと変化が訪れる更年期。そんな更年期には、目の不調も起こりやすいといわれています。

「最近スマートフォンの文字が見えにくくなってきた」、「目が疲れやすくなった気がする」……こういったものもすべて、更年期による不調である可能性があります。

今回は、横倉クリニック・健康外来サロン(港区芝)院長の医師、横倉恒雄先生、および薬剤師/臨床検査技師の木村英子さんから、更年期に起こりやすい目のトラブルについて教えていただきました。

■更年期に起きやすい目のトラブルとは?

更年期世代は要注意!不調を招く目のトラブル

更年期と目のトラブルは、とても関係が深いといえます。更年期になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少し、ホルモンバランスが変化します。

その結果、自律神経が乱れて眼精疲労など目のトラブルが出やすくなるのです。

更年期に多くの方が悩む目の不調について、具体的にご紹介します。

視界に小さい虫が飛んでいるように見える

目の前に小さい虫が飛んでいるように見えたり、黒い点が見え隠れしたりするような症状はありませんか?

これは「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼ばれるものです。

虫のように見えるものの正体は、眼球の中にある硝子体(しょうしたい)の濁りです。年齢を重ね更年期を迎えたことで硝子体が収縮し、飛蚊症を引き起こすことがあります。

目が疲れやすくゴロゴロする

更年期に起きる目のトラブルには、ドライアイもあげられます。

目の乾燥に伴い、目がゴロゴロしたりひどく疲れたりなどの症状を経験した方もいるのではないでしょうか。

ドライアイは、放置していると頭痛や吐き気につながることもあります。

スマートフォンやパソコンの文字が読みづらくなる

更年期になると眼精疲労が引き起こされます。

目が霞んでスマートフォンやパソコンの文字が読みづらくなるといった症状もあらわれます。

■目のトラブルを回避! 自分でできる対策法4つ

更年期世代は要注意!不調を招く目のトラブル

ここからは、目のトラブルを回避するために、自分でできる対策法を4つ紹介します。

日常生活に手軽に取り入れられるものも多くあるので、ぜひ参考にしてください。

紫外線やブルーライトを避ける

飛蚊症の原因には、更年期だけではなく紫外線やブルーライトもあげられます。

日中は日傘をさしたり帽子をかぶったりして、紫外線対策をします。また、ブルーライトカットのメガネをかけてもよいでしょう。

目を温める

目がゴロゴロして疲れているときは、ホットタオルを目元にあてて温めるようにしましょう。

濡らしたタオルを、電子レンジでの加熱に対応したポリ袋に入れて、電子レンジで温めると簡単にホットタオルを作れます。

遠近トレーニング

目が霞んでスマートフォンやパソコンの文字が読みにくいという方は、目のストレッチを行うのがおすすめです。

目のストレッチ方法

親指を目線の高さまで上げます。寄り目になるくらいまで親指を近づけて見つめた後、親指から目を離さずに腕を伸ばします。これを1日1回、5セット行いましょう。

漢方薬を飲む

更年期に起こる目のトラブルには、からだの内側から根本改善を目指す漢方薬の服用もおすすめです。漢方薬は医薬品として効果が認められており、眼科での治療でも処方されています。

疲れ目やかすみ目などのトラブルは、目の血行不良や乾燥、使い過ぎによる筋肉疲労などが原因として考えられます。

改善するには、「血流をよくして目のまわりの筋肉をゆるめる」「水分の循環をよくしてドライアイを改善する」「目に栄養を届けて疲れを軽減する」「自律神経のバランスを整え、ストレスが原因の目の疲れを軽減する」などの作用をもつ漢方薬を選びましょう。

前述のとおり、漢方薬は根本からの改善を得意としているので、目のトラブルが起きにくい体質を手に入れられるでしょう。

また、漢方薬は自然由来の成分でできているため、一般的に副作用が少ないことでも知られています。毎日決められた量を服用するだけでいいので、手軽に始められるでしょう。

更年期に起こりやすい目のトラブルで悩む方におすすめの漢方薬

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

肝と腎を補い、目に栄養を与えることで、かすみ目、疲れ目、視力低下などに用いられます。

滋腎明目湯 (じじんめいもくとう)

血流を整えて、目に栄養を与えることでかすみ目や疲れ目、目の痛みに用いられます。

慢性的に目の疲れやかすみ目が気になる場合には、中長期的な服用で体質からの改善を目指しましょう。

漢方薬を服用する際は、自分のからだに合ったものを選ぶことが大切です。からだに合わない漢方薬を服用すると効果が出ないだけでなく、副作用が出る可能性もあります。

そのため、漢方薬を服用する際は詳しい専門家に相談すると安心です。最近では、薬剤師がオンラインで自分に合う漢方薬を選んで、自宅に届けてくれるサービスもありますので、試してみるのもいいでしょう。

■症状が気になるときは、早めの眼科受診が大切!

目のトラブルが悪化したり、どうしても症状が気になったりするときは、眼科の受診も検討する必要があります。早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。

■目のトラブルは早めの対策を!

更年期を迎えたことで起こる目のトラブルは、早めの対策が重要となります。目を温める、マッサージを行うなど、日常生活に取り入れられる対策も多くあるため、試してみてはいかがでしょうか。

また、手軽に始められる方法として、専門家に相談したうえで漢方薬を服用するのもおすすめです。

【監修医:横倉恒雄(よこくらつねお)先生 プロフィール】

更年期に●●は逆効果?やってはいけないNG対策

医学博士/医師(婦人科、心療内科、内科など)。横倉クリニック・健康外来サロン(港区芝)院長。東京都済生会中央病院に日本初の「健康外来」を開設。故・日野原重明先生に師事。病名がないものの不調を訴える患者さんにも常に寄り添った診療を心がけている。著書『病気が治る「脳」の健康法』『脳疲労に克つ』他。

【漢方部分監修者:木村英子(きむらえいこ)さん プロフィール】

更年期に●●は逆効果?やってはいけないNG対策

薬剤師/臨床検査技師/Vedic Healers Ayurveda basic course 修了。検疫所、病院にて公衆衛生・感染症現場を経験した後、インドでアーユルヴェーダに出会う。現在はAIを活用し、お手頃価格で漢方を自宅に届けてくれるあんしん漢方にて活躍中。

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