妊娠8か月の母の子宮から取り出された赤ちゃん、生きて発見(メキシコ)

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2022年12月10日 05:11  Techinsight Japan

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殺害された妊婦(画像は『The Sun 2022年12月6日付「WOMB SNATCHERS Newborn baby found ALIVE after being cut from mum’s womb by kidnapper ‘who couldn’t have children’ in Mexico」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット)
メキシコ東部で今月3日、腹を切り裂かれた妊婦の遺体が発見された。当局は同日、妊婦を誘拐・殺害した容疑で男女2人を逮捕、一緒にいた赤ちゃんを無事保護している。『The Sun』などが伝えた。

メキシコ東部ベラクルス州の牧場で今月3日、4日前から行方不明になっていたロサ・イセラ・カストロ・バスケスさん(Rosa Isela Castro Vazquez、20)が遺体で発見された。ロサさんは当時妊娠8か月で、子宮が切り裂かれ胎児が取り出されていた。

ロサさんが最後に目撃されたのは先月30日で、Facebookで知り合ったヴェロニカ “N”(Veronica “N”)に「子供服のお下がりを手渡ししたいから」と誘いを受け、自宅近くの薬局で待ち合わせをしたがそのまま帰宅することはなかった。

ロサさんの夫はその日のうちに捜索願を出し、当局は薬局前の監視カメラの映像から女(ヴェロニカ)がロサさんを車に無理やり押し込んで走り去るのを確認、身元の割り出しを進めていた。

そして今月3日、捜査は大きな進展を見せる。当局はロサさんの自宅から約25キロ離れた牧場を捜査中、腹部を切り裂かれたロサさんの遺体を発見した。さらに同日、ヴェロニカが血まみれのままベラクルスの地域病院に女児を連れて現れ、簡単なケアを受けるとそそくさと病院を後にしたことが判明、当局はロサさんの遺体発見から間もなく、女児と一緒にいたヴェロニカとパートナーのゴンザロ “N”(Gonzalo “N”)を逮捕した。女児は保護され無事で、今後は様子をみて父親に引き渡される予定という。

なお今月5日、裁判所に出廷したヴェロニカは「子供ができなかった。胎児を取り出すために子宮を切り裂いた」と話したそうで、約8か月前から家族や親戚に「妊娠した」と嘘をつき、妊婦のように振舞っていたことも明らかになった。

ちなみにこのニュースには「なぜこんなことができるのか」「正気ではない」「子供ではないのだから、犯人の顔を隠すべきではない」「長い間、計画してやったことだよね」「メキシコは本当に怖い」「残された家族もつらいだろう」「養子縁組を利用することはできなかったのか」「養子縁組は時間も金もかかるからね。今でなくてはだめだったのだろうね」「これは心の病気だよ」「こんな犯罪が今後起きないよう祈っている」「赤ちゃんが生きていてくれて良かった」といったコメントが寄せられた。

メキシコでは2年前にも、獣医の男が子供を望んでいた恋人と共謀し、妊婦の腹を切り裂いて胎児を取り出し逮捕されていた。この時も赤ちゃんは無事で、「奇跡の子」と呼ばれて話題となった。

国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」によると、メキシコ国内では昨年だけで3700人以上の女性が殺害されているという。これは一日に10人以上というハイペースで、約1000件が女性であることを理由とした殺人(フェミサイド)だそうだ。

画像は『The Sun 2022年12月6日付「WOMB SNATCHERS Newborn baby found ALIVE after being cut from mum’s womb by kidnapper ‘who couldn’t have children’ in Mexico」(Credit: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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