EV購入に迷う最大の理由は? - 日産調査

日産自動車は12月7日、EV(電気自動車)の購入時に重要な住居の環境についての調査の結果を発表した。調査は10月26日〜11月1日、 EV購入検討者(保有者)および集合住宅に住む30代〜50代男女400人を対象に行われたもの。


まず、EV購入を検討している人を対象に、EV購入の検討時期を聞いたところ、最も多いのは「1年〜3年前」(43.1%)となり、次いで「半年〜1年前」(25.1%)が続いた。1年以内に検討した人は合わせて33.7%となっている。



また、EVの購入を検討する理由については「環境にやさしいから」が63.0%で最も多く、次いで「ガソリンが高騰しているから」が51.3%で続いた。


EVを購入する上で迷うポイントについての質問では、「自宅で充電できない」が57.8%で最多に。以下、「費用が高額」が57.0%、「周辺の充電環境が整っていない」が45.3%で続いた。


また、集合住宅に充電設備がないとEV購入が難しいと考える人も88.6%見られたほか、住環境(充電設備がない)が理由でEVの購入をあきらめた経験がある人も51%いる事が分かった。


EVの購入検討者においても、現在住む集合住宅にEV充電ができる駐車場がない人は79.5%となっている。



実際に集合住宅でEVを保有している50人に充電方法を尋ねると、半数以上が自宅以外と回答。自宅の駐車場で充電している人は16.0%にとどまっている。


さらに、充電スポットが自宅から徒歩30分以上かかるという人は3割に。EVを購入する場合も、73.8%が自宅以外の充電設備を利用予定である事も分かった。（フォルサ）