ヘンリー王子夫妻、王室離脱の理由は「プライバシーへの懸念ではない」 声明文を発表

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2022年12月11日 10:42  Techinsight Japan

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ドキュメンタリーで「すべての真実を知っている」と語ったヘンリー王子(画像は『Netflix US 2022年12月4日付Instagram「Harry & Meghan.」』のスクリーンショット)
ヘンリー王子とメーガン妃がドキュメンタリー番組の配信開始を受け、王室離脱の理由に関する声明文を発表した。番組では夫妻のプライベート映像を公開しながら、2人が出会いや交際の裏話を明かしていく。そのため視聴者からは「プライバシーが欲しかったのでは」と非難の声が溢れていた。このような意見に対して、声明文では王室を離脱した理由についてプライバシーを懸念したものではないことを主張した。

Netflixが制作するヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』のパート1が、8日に配信開始した。

6部構成で2パートに分けて配信する同番組は、ヘンリー王子とメーガン妃の出会いから婚約・結婚、メディアによる攻撃などを回想するものだ。2人の秘蔵写真や関連映像、友人や家族のインタビューを織り交ぜながら、夫妻が真実について語っている。

ヘンリー王子とメーガン妃は2018年5月にロイヤルウェディングを執り行い、その後は王室公務を行っていた。しかし2020年1月に声明で「王室の上級メンバーから退き、経済的に自立できるよう努力する」と発表した。

当時の文書では「今後は英国と北米の間で時間をバランスよく使い、女王と英連邦、そして後援者への義務を引き続き果たしていくつもりです」と述べ、こう続けていた。

「この地理的なバランスにより、私達の息子が王室の伝統のもとに生まれたことに感謝しながら子育てをするとともに、新たな慈善団体の立ち上げなど次の章に集中するためのスペースを家族に提供することができるのです。」

夫妻がこのような決断をした理由については、メディアによる執拗な攻撃や2019年5月に誕生した息子アーチー君と家族のプライバシーを守るためという説も浮上していた。

そして2020年3月に王室離脱し、アーチー君を連れて米カリフォルニア州に移住した夫妻。しかし翌年にはオプラ・ウィンフリーのインタビュー番組に出演し、王室に関する爆弾発言を行ったのである。

さらにNetflixと大型契約を締結した夫妻はドキュメンタリー番組を撮影し、プライベートな映像や私生活の裏話などを赤裸々に明かしたのだ。

そのため視聴者から「プライバシーが欲しくて米国に移住したのに、番組でテキストメッセージやデートの写真、息子の顔などを見せるとは」「プライバシーとスポットライトから離れるため英国を出たのに、ずっとしがみついている」「静かな生活が欲しかったのでは?」といったコメントが殺到していた。

こういった批判を受け、ヘンリー王子夫妻の広報担当者は米紙『The New York Times』に声明文を送り、夫妻が王室離脱したのはプライバシーを懸念したことではないと伝えた。

文中では夫妻が2020年に発表した声明に言及し「彼らの声明でプライバシーには一切触れておらず、自分達の役割と公的な義務を継続することを改めて表明していた」と述べた。

続けて「それ以外の提案をほのめかすのは、このシリーズの重要なポイントを物語ることになる」と、番組で夫妻がメディアによる攻撃を批判していることを示唆。2人が真実を伝えたいとしていること主張した。

「彼らは自分達のストーリーを、自分達の条件で共有することを選択した。しかしいまだにタブロイドメディアは、全く真実とは異なる物語を作り上げ、報道と世論に浸透させている。真実は彼らの目の前にあるのだ。」

画像は『Netflix US 2022年12月4日付Instagram「Harry & Meghan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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  • 理由などどうでも良いが、自らの意思で離脱した奴が「王室ヅラ」するなよと言う話。
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