トラブゾンスポルに所属するスロヴァキア代表MFマレク・ハムシクが、古巣ナポリへの変わらぬ愛を語った。14日、イタリアメディア『alfredopedulla.com』がコメントを伝えた。
現在35歳のハムシクは、スロヴァン・ブラチスラヴァ、ブレシアを経て、2007年夏にナポリへと完全移籍した。11シーズン半に渡って在籍し、クラブ歴代最多の公式戦通算520試合に出場。121ゴールを挙げ、2度のコッパ・イタリア優勝などに貢献した。その後は大連(中国)、ヨーテボリ(スウェーデン)、トラブゾンスポルでプレーしてきた。
イタリア『DAZN』のインタビューに応じたハムシクは、ナポリ時代を回顧。北の名門3クラブから接触があったものの、ナポリへの忠誠を貫いたと明かした。
「いくつかのチームが僕を欲しがっていた。2012年に(マッシミリアーノ・)アッレグリ時代のミラン、それから(ワルテル・)マッツァーリ時代のインテル、そしてユヴェントスもだ。(ユヴェントスの元副会長パヴェル・)ネドヴェドとは何回か電話もした。だけど、移籍を考えたことは一度もなかった」
「僕は幸せだったし、12年間で5回も契約延長するなんて最高じゃないか。クラブは僕が望んだもの全てを与えてくれた。僕も、家族も幸せだった。そして、ファンは僕のことをどんどん愛してくれていった。もし中国からのオファーがなかったら、ナポリで現役を引退していただろう」
また、ハムシクは将来的なパルテノペイ帰還も示唆。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長とは「今も良好な関係を築いている」とし、「引退後の僕のキャリアについても話すんだ。彼は、『プレーするのをやめる時が来たら教えてくれ。一緒に将来について話し合おうじゃないか』と言ってくれる。まだ何か合意に達したわけじゃないけど、彼から電話がかかってきたら、ノーというのは困難だね」とコメントした。