佐々木主浩氏の解説コメントで振り返る巨人・大勢

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2022年12月17日 10:12  ベースボールキング

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巨人・大勢 (C) Kyodo News
 巨人の大勢はプロ1年目の今季、新人最多タイとなる37セーブを挙げ、球団では11年の澤村拓一以来となる新人王に輝いた。

 ショウアップナイター解説者で日米通算381セーブを挙げた佐々木主浩氏のコメントで、今季の大勢を振り返っていきたい。大勢は4月13日のDeNA戦、1点リードの9回に登板すると、先頭の藤田一也を148キロのストレートで二ゴロ、続く関根大気をフォークで空振り三振。最後は梶原昂希を高めのストレートで空振り三振に斬ってとった。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた佐々木氏は、「最後空振り三振をとったボールも、高めのシュート回転したまっすぐ。浮いてくる感じするじゃないですか。だから良いんですよ。コントロールもいい。面白いなと思っているんですよね」と評価。

 また、佐々木氏は大勢が藤田へ投じた2球目のボールになったアウトコースのストレートについても「シュート回転するんですけど、アウトローが強いんですよ。シュート回転するとよくないんですけど、それがすごいボールなんです。投げ方もスリークォーターよりちょっと下ぐらいなので、そういう回転しやすいんですけど、強いボールがいくんですよ」と解説していた。

 開幕から1カ月が過ぎ4月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』で佐々木氏は、大勢について「ベース盤でのまっすぐの力が非常にある。まっすぐは打ちにくいと思いますよ。キャンプで見たときに、最初ビックリしました。すごい力のあるボールだなと。ストレートのコントロールを持っているので、無駄な四球を出さない」と評価した。

 5月26日のオリックス戦では連投中だったこともあり、ベンチ外。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−オリックス戦』で解説を務めた佐々木氏は、「開幕のときからチームの調子が良いときでも徹底していますよね。2連投したら休ませる。ルーキーで大学を卒業して1年間野球やったことがないので、そういう部分の体力がないのかなと思います。こういう使い方をしたら1年間大丈夫だと思います」説明した。

 同日までの大勢について佐々木氏は「1回やられていますけど、次の試合しっかり抑えていますから、精神面の強さがあるんじゃないでしょうか。(イニング)途中からの経験もでき、そこで抑えられましたからね。徐々にステップアップしていていい抑えになってきたなと思います」と絶賛した。

 7月8日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は「3球勝負、無駄球を放らない、抑えらしくなりましたね」と話し、「マウンドさばきに、余裕が出てきましたよね。自信が相当ついたんでしょうね」と目を細めた。

 大勢はオールスター明けも、セーブを積み重ねていき最終的には57試合に登板して37セーブ、防御率2.05でプロ1年目を終えた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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