カバに丸飲みにされそうになった2歳児、ギリギリで吐き出されて助かる(ウガンダ)

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2022年12月19日 05:11  Techinsight Japan

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湖のそばで遊んでいた2歳男児を野生のカバが襲う(画像は『Gorilla Sights Safaris | “ADVENTURE FOR MEMORIES” 2022年12月13日付Twitter「UNBELIEVABLE NEWS!!!!!」』のスクリーンショット)
東アフリカのウガンダで今月4日、家の近くにある湖で遊んでいた2歳男児が野生のカバに襲われた。男児は体の半分ほどをカバに飲み込まれたが、事態に気付いた地元住民が石を投げつけるとカバは男児を吐き出して湖の中に逃げていった。男児は片手をケガして入院したが、現在は回復して退院したという。『CNN International』などが伝えている。

思いも寄らぬ事故は今月4日の午後3時、ウガンダ南西部カトウェ・カバトロ地区にある民家の庭で発生した。庭の近くにはカトウェ湖があり、この家に住むイガ・パウル君(Iga Paul、2)がその周辺で遊んでいた時にカバに襲われた。

イガ君はカバの大きな口に体の半分ほどを飲み込まれてしまったが、偶然にも近くを通りかかった地元住民のクリスパス・バゴンザさん(Chrispas Bagonza)が異変に気付き、石を拾い上げてカバに向かって投げつけた。これに驚いたカバはイガ君を吐き出し、急いで湖の中に戻っていったという。

吐き出されたイガ君は片手をケガしており、すぐに病院に運ばれて手当を受けた。ケガの詳細は明かされていないが、さらなる治療を受けるためにウガンダ西部にあるブウェラ病院に転院した。入院して治療を受けたイガ君は、狂犬病ワクチンを接種した後に退院したと報道されている。

カバはゆっくりとした動きから大人しいと思われがちだが、『ナショナルジオグラフィック』によると地球上で最も攻撃的な動物の1つに挙げられるという。カバの顎は水面に浮かぶカヌーを真っ二つにするほどの力を持ち、アフリカでは毎年約500人がカバの攻撃で命を落としているそうだ。

実際にケニアで写真撮影をしていた中国人観光客が野生のカバに襲われたり、ジンバブエではカバとセルフィーを撮ろうとした男性が襲われて死亡したケースが報告されている。

なお今回の事故を公表したウガンダの警察は「カバは怯えて逃げていきましたが、動物の保護区や生息地の近くの住民は野生動物がどれほど危険であるかを知ってください。野生動物は本能的に人間を危険とみなし、少しでも触れ合おうとすれば攻撃的な行動を取ることがあります」と注意喚起した。

画像は『Gorilla Sights Safaris | “ADVENTURE FOR MEMORIES” 2022年12月13日付Twitter「UNBELIEVABLE NEWS!!!!!」』『The Sun 2022年12月16日付「HIPPO HELL Hippo swallows boy, 2, whole as he was playing near lake… only to then spit him out ALIVE」(Credit: Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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