カタールW杯の活躍で引く手数多のMFウナヒ…アンジェの会長は「1月中に契約を成立させたい」

　アンジェの会長職に就くサイード・シャバン氏が、同クラブに所属するモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒの去就について語った。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　ヴァイド・ハリルホジッチ前監督に才能を見初められて、2022年1月にモロッコ代表デビューを飾ったウナヒ。すぐさま代表での地位を築き始めると、FIFAワールドカップカタール2022で一躍世界にその名を轟かせることになった。ベルギー代表やポルトガル代表などを撃破した“アトラスの獅子”の攻撃を支え、全7試合に出場。モロッコ代表史上最高成績となる4位に大きく貢献している。

　モロッコ代表の快進撃の立役者は、引く手数多のようだ。アンジェのシャバン会長は「ウナヒには多くのオファーがある。イタリア、スペイン、イギリス、フランスのクラブからも届いている。1月中に契約を成立させたいと考えているけど、彼がシーズン終了まで残ることも否定はしない」と今冬の移籍市場での売却に前向きな姿勢を示している。

　すでにレスターを筆頭に、複数クラブが同選手の獲得に向けて動いていることが取り沙汰されてきたが、『アス』によると、新たにニューカッスルも加わる模様。レスターは総額4500万ユーロ（約65億円）のオファーを用意していると報じられているが果たして、今冬のウナヒ争奪戦を制するのはどのクラブになるのだろうか。

　2000年4月19日生まれのウナヒは現在22歳。母国のアカデミーからストラスブールの下部組織、アヴランシュ（フランス3部）を経て、2021年夏にアンジュに加入した。今シーズンはここまでのリーグ・アン14試合に出場している。