30件追加で計262件に…ブレントフォードFWトニーが賭博規則違反の疑いで起訴

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2022年12月21日 10:08  サッカーキング

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ブレントフォードに所属するトニー [写真]=Getty Images
 ブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーが、イングランドサッカー協会(FA)から賭博の疑いで追加起訴されたようだ。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 FAの規定では、自身が出場する試合に関係なく、選手がサッカーを対象とした賭博を行うことや、賭けを目的とした特権情報を共有したりすることを禁止している。しかし、先月にトニーは2017年2月25日から2021年1月23日の間に232件の賭博規則違反をした疑いでFAから起訴されたことが明らかになっていた。

 そして、今回の報道によると、FAはさらに30件の賭博規則違反をした疑いでトニーを追加起訴したという。なお、同選手は1月4日までにFAの告発に対応する必要があるようだ。

 これを受け、ブレントフォードは「クラブはイヴァンと彼の法定代理人と話し合いをしている。これらの会話は非公開で続けられる。問題が解決するまでこれ以上のコメントは差し控える」と声明を発表している。

 現在26歳のトニーは、2019−20シーズンまで3部のピーターバラ・Uでプレー。同クラブで得点を量産して2020年夏に当時2部のブレントフォードへ移籍すると、2020−21シーズンのチャンピオンシップで得点王に輝き、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格に導いた。世界最高峰のリーグでもネットを揺らし続け、今季は開幕からリーグ戦14試合で10ゴール2アシストを記録。活躍が認められ、9月のUEFAネーションズリーグ(UNL)でイングランド代表に初選出されたが出場機会はなく、FIFAワールドカップカタール2022メンバーからは外れていた。

 なお、過去にはイングランド代表DFキーラン・トリッピアーが他人に移籍の情報を提供したとして2020年12月にFAから10週間の出場停止処分が下されたほか、10年間で1260試合に賭博を行った元イングランド代表MFジョーイ・バートン氏は2017年に約5カ月の出場停止となるなど、賭博規則違反となった選手たちは出場停止や罰金などの処分を受けており、正式に処分が決定すればトニーも長期出場停止処分が下されることになりそうだ。
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