“村神様”の偉業、解説陣はどう見た?松中氏「自分のことのように嬉しい」

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2022年12月23日 06:33  ベースボールキング

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ヤクルト・村上宗隆 (C) Kyodo News
◆ 谷沢氏はさらなる飛躍に期待

 2022年も残りわずか。プロ野球のストーブリーグも選手の移籍や契約更改のニュースが徐々に少なくなり、本格的なオフシーズンへ。1月半ばの新人合同自主トレや、2月1日のキャンプインまでは野球の話題がめっきり減る時期となった。

 そんな中、22日にはCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』の「年末大反省会SP」が放送され、番組に出演した解説者が大集合。球団ごとの今季のトピックスを振り返った。


 2022年のプロ野球を語るうえで、欠かせないのが「村神様」。今年の流行語大賞・年間大賞にも輝いたヤクルト・村上宗隆の大暴れである。

 プロ5年目の今季は141試合に出場。打率.318・56本塁打・134打点はいずれもリーグ最高の成績であり、日本プロ野球では18年ぶりとなる三冠王の称号を得た。

 それだけでなく、最高出塁率にベストナイン、リーグMVPに流行語大賞と数々のタイトルをゲット。まさに神がかり的な活躍を見せた若き主砲を、解説者たちはどのような目で見ていたのだろうか……。


 18年前に三冠王に輝いた“平成唯一の三冠王”こと松中信彦氏は、「圧倒的な力を発揮したなという感じ。何度か解説もさせてもらったんですが、その度にホームランを打ってくれて鳥肌が立ったシーンが何度もありました」とコメント。

 そのうえで、18年ぶりの三冠王に関しては「同じ熊本の後輩がこうやって自分以来の三冠を獲ってくれたというのは自分のことのように嬉しい」と喜んだ。

 村上の進化については、「入団当初と比べて、右肘をしっかりと張った状態から無駄のない状態で構えることができている。そこからボールに対して100%のパワーを伝えている」と言及。

 「よく言うのが、“最大限まで弓を引いた状態”で構えているという形。パワーを伝えやすく、無駄な動きがないのでミスショットもない。だからこそあれだけ強い打球を飛ばすことができているのかなと」と続け、技術面の強みを解説した。


 一方、これだけ輝かしい功績を残した2022年にも、「葛藤はあったと思う」と語ったのが谷沢健一氏。

 「56号には到達しましたが、55本を打ってからがなかなか出なかった。そこが来季への課題ですよね。僕は60本打つと思っているので」とし、労いの言葉よりもハッパをかける。

 一見厳しいようにも思えるが、それだけ村上に対する期待感があるということ。「56という数字に満足感を覚えてもらっては困ります。野球界のためにも、もっともっと夢を抱かせてもらえるような活躍を期待したい」と述べ、若き大砲のさらなる飛躍を願った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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