チャールズ国王、現役の王族ではないアンドルー王子をバッキンガム宮殿から追放へ

3

2022年12月25日 11:11  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

バッキンガム宮殿を追い出されてしまったアンドルー王子
英アンドルー王子(62)が、バッキンガム宮殿から追い出されたことが明らかになった。現地メディアによると、チャールズ国王(74)は王室公務から退いた王子に対し、今後は宮殿にオフィスを構えることなどを禁じたという。国王は即位以来、アンドルー王子を国務参事官から外すよう申請するなどスキャンダルが問題になった弟に対して厳しい判断を下している。

英メディア『The Sun』が現地時間23日、「チャールズ国王が、性的スキャンダルで失脚したアンドルー王子をバッキンガム宮殿から追い出した」と報じた。

アンドルー王子は2019年、未成年少女の人身取引容疑で逮捕され拘留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告との交友関係が発覚後、王室公務から退くと発表。2021年8月には、当時17歳だったバージニア・ジュフリーさんに対する性的虐待疑惑で民事訴訟を起こされた。

さらに宮殿は今年1月、王子に授与された軍の名誉職と慈善団体のパトロンの役職などを剥奪すると発表。翌2月には、バージニアさんによる民事訴訟をめぐり示談金を支払うことで和解したことが明らかになった。

こういったスキャンダルを受け、チャールズ国王はすでに現役の王室メンバーではないアンドルー王子に対し、バッキンガム宮殿にオフィスを構えることや宮殿の住所を文書に使用することを禁じたという。

同メディアの情報筋はこの件について「宮殿内での活動は、正式に終了しました」と明かし、「国王はこのことを明確にしたのです。彼(アンドルー王子)は現役の王族ではありません。独立したのです」と述べている。

アンドルー王子は現在、地に落ちた評判を取り戻すために新たなコミュニケーションチームを募集しているそうだ。今後、スタッフへの報酬などは自腹で支払うことになるという。

チャールズ国王は今年11月、王室公務から退いたアンドルー王子とヘンリー王子の代わりとして、妹アン王女と末弟エドワード王子を「国務参事官(counsellors of state)」に加えるよう要請した。

さらに今月には、かつてアンドルー王子に与えられていた近衛歩兵連隊グレナディアガーズ(Grenadier Guards)の大佐の役職をカミラ王妃に引き継がせたのである。

クリスマスを迎える25日には、国王が英ノーフォーク州サンドリンガムの邸宅で家族の集いを主催するが、アンドルー王子も出席する予定だという。当日は王室メンバーがクリスマス礼拝のため教会に向かって歩くのが恒例だが、これに王子は参加しないと報じられている。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • 王室ではないが日本も森●朗のような追放すべき人種は多数いるな…
    • イイネ!22
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(2件)

前日のランキングへ

ニュース設定