9年前に発送した荷物が自宅に届く 郵便会社は謝罪するも「ごく稀に発生します」(英)

0

2022年12月27日 21:11  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

「荷物が9年間も行方不明になるなんて」と驚いた男性(画像は『Southern Daily Echo 2022年12月21日付「Chandler’s Ford: Man shocked after return of parcel posted in 2013」(Image: Maya George
このほどイギリス在住のある男性のもとに1つの荷物が届いた。男性が「どこかで見たことがある」と記憶をたどりながら荷物を確認してみると、それは9年前に顧客へ送ったはずの商品だった。2013年10月に荷物を送ってからずっと放置されていた事実に、郵便会社は「ごく稀にこのようなことが起こります」とコメントしたという。『Southern Daily Echo』などが伝えている。

【この記事の他の写真を見る】

今月19日、英サウサンプトン在住のマイケル・マッケイドさん(Michael McQuaide、67)が玄関のドアを開けると1つの荷物が届いていた。玄関前に置かれた細い筒状の荷物を拾い上げたマイケルさんは「どこか見覚えのある荷物だ」と感じながら差出人を確認したところ、そこには自分の名前が書かれていた。しかも荷物には2013年10月23日と日付印が入っており、9年前に発送したものであることが判明した。

2013年当時、マイケルさんはDIY用品および機器を扱う会社「ユニオンマート(Union Mart)」を立ち上げたばかりで、以降は事業を拡大して事務所を4回ほど移転したが、マイケルさん自身が引っ越すことはなかった。会社を立ち上げた当時は商品の発送を自宅から行っていたようで、ウェールズのブリジェンドへ送った荷物が9年もの時を経て差出人であるマイケルさんのもとに返ってきたのだ。

マイケルさんは「玄関前に置かれたこの荷物を見た時はなんとも不思議な気分でしたよ。荷物にあった2013年10月23日という日付を見て、とても信じられなかったですね」と、荷物の真実に気付いた瞬間を振り返っている。過去には顧客から「荷物が届かない」「ロイヤルメール(イギリスの郵便会社)は信用できない」など配送に関して苦情を受けたこともあったが、これまで顧客に届かなかった荷物がマイケルさんのもとに返ってきたケースは一度も無かったという。


戻って来た荷物を開けて中を確認すると使用期限の切れたロールタイプのビニールシートが入っていたそうで、マイケルさんは「パッケージは少し古くなっていましたが、私が発送した時とほとんど変わらなかったですね。荷物が9年間も行方不明になるなんて考えもしませんでしたよ」と明かした。また荷物には「この荷物は配送できません」と書かれたラベルが貼られていたが、その理由については記載されていなかったそうだ。

今回の件について、ロイヤルメールは「こうしたことはごく稀に発生しますが、今回のケースは原因不明となっています。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした」と謝罪のコメントを残している。

ちなみに2020年には、米ミシガン州で1920年の消印が押されたハガキが届き、100年も前に投函されたハガキが届いたことに多くの人が驚いていた。

画像は『Southern Daily Echo 2022年12月21日付「Chandler’s Ford: Man shocked after return of parcel posted in 2013」(Image: Maya George, Newsquest)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

    前日のランキングへ

    ニュース設定