日大藤沢、”エース”森重陽介の2得点で2回戦進出!…西原は悲願の1回戦突破ならず

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2022年12月29日 14:04  サッカーキング

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日大藤沢が選手権1回戦を突破 [写真]=兼子愼一郎
 第101回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が29日に行われ、日大藤沢(神奈川)と西原(沖縄)が対戦した。

 清水エスパルス加入が内定しているFW森重陽介やU−17日本代表候補歴を持つDFアッパ勇輝ら実力者を擁する日大藤沢は3大会ぶり6度目の出場。2014年度大会の4強を上回る成績を目指す。対する西原は2年連続5度目の出場。過去4大会はいずれも初戦で敗れており、5度目の挑戦で初の2回戦進出を目指す。

 序盤から攻勢に出たのは日大藤沢。丁寧なパス交換でボールを運びつつ、左右両サイドのクロスを中心にシュートチャンスをうかがっていく。迎えた13分、右サイド敵陣深くからの折り返しにゴール前の森重が合わせる。シュートは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれ球を森重自らが押し込みゴールネットを揺らした。日大藤沢が早い時間帯で先制に成功する。

 試合の主導権を握った日大藤沢は最前線の森重を起点に何度か際どいチャンスを作るも、ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、追加点を奪うことはできない。対する西原は粘り強い守備で日大藤沢の攻撃を凌ぎつつ、ボール奪取からのカウンターで相手ゴール前に迫るシーンを幾つか作っていく。しかし、GK岡本亜鶴を中心とした守備を崩し切ることができず、得点を奪うことはできない。

 その後も日大藤沢が西原ゴール前に迫るシーンを多く作るが、スコアを動かすことはできず。前半はこのまま1−0で終了した。

 後半開始直後、右サイドの敵陣深くでスローインを獲得した日大藤沢は、リスタートから素早くゴール前にクロスを供給。ゴール前で森重が打点の高いヘディングで合わせ、豪快にゴールネットを揺らした。リードを広げた日大藤沢はしっかりとボールを保持しながらゲームを進め、西原に反撃のチャンスを与えない。

 結局スコアが動かぬまま試合は2−0で終了。”エース”森重が2得点を挙げた日大藤沢が1回戦を突破した。2回戦進出を決めた日大藤沢は、31日に等々力陸上競技場で松本国際(長野)vs米子北(鳥取)の勝者と対戦する。

 【スコア】
日大藤沢 2−0 西原

【得点者】
1−0 13分 森重陽介(日大藤沢)
2−0 43分 森重陽介(日大藤沢)
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