史上最速でプレミア20得点に到達…ペップが”怪物”ハーランドの活躍に脱帽「信じがたい」

　マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、同クラブ所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの活躍について言及した。28日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　プレミアリーグ第17節が28日に行われ、マンチェスター・Cは敵地でリーズと対戦した。前半終了間際にロドリのゴールで先制すると、51分にはジャック・グリーリッシュのお膳立てを受けたハーランドが追加点をマーク。64分にはケヴィン・デ・ブライネ、グリーリッシュとの見事な連携から、再びハーランドがネットを揺らしリードを3点に広げた。その後1点を返されるもマンチェスター・Cは3−1で勝利。リーグ再開初戦を白星で飾った。

　チームの勝利に大きく貢献したハーランドはこの試合での2ゴールにより、プレミアリーグでの得点数が早くも「20」に到達。データサイト『Opta』によると、出場わずか14試合での20得点到達は、元イングランド代表FWアンディ・コール氏（23試合）や元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏（26試合）らを抑え、プレミアリーグ史上最速だという。

　異次元のペースで得点を量産するハーランドについて「彼のコンディションはベストの状態には戻っていないと思う」とコメントしたグアルディオラ監督。同選手の得点ペースを驚きつつ、今後のさらなる活躍への期待を次のように語った。

「彼ができる限りプレーし、試合の出場時間を増やしていけば今後コンディションはもっと良くなっていくだろう。彼はまだベストの状態ではない。ケガをしてからそれほど時間が経っていないからね。しかし、彼が相手チームにとってとてつもない脅威になっていることはいつも感じているよ。数字（ゴール数）も信じがたいものだ。彼は自分の数字のためだけにここへ来ているわけではない。『試合に勝ちたい』という強い思いを持っている」

　なお、ハーランド自身は試合後「本当に嬉しいし、このような結果になるとは思っていなかったよ。活躍を誇りに思っている。でも、僕はまだまだ飢えているし、これからも勝ち続けなければならないと思っているよ」とコメント。さらなる得点量産への意欲を示している。