アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、今冬の退団も噂されるポルトガル代表FWジョアン・フェリックスについてコメントした。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
FIFAワールドカップカタール2022による中断期間が明け、29日にラ・リーガの再開初戦を迎えたアトレティコ。エルチェをホームに迎えた一戦では、両チームに退場者が出たなか、J・フェリックスの得点で先制すると、アルバロ・モラタが追加点をあげてアトレティコが2−0と勝利した。
リーグ4試合ぶりの白星を手にしたシメオネ監督は試合後、ゴールを決めたJ・フェリックスについてコメント。関係悪化が報じられ、今冬の退団も噂されているアタッカーに関して、去就は選手次第だという考えを口にした。
「いつも通りのことを言うよ。私は自分のチームにいる選手のことを考える。そして、チームやクラブのために、彼らから最大限のものを引き出すことを考えるんだ。彼の身に起こることは、私が決めることではないんだ」
さらに、J・フェリックスの最高の状態を引き出すことについて問われたシメオネ監督は、「私はクラブのために最後まで全力を尽くすことには慣れているよ」と言葉を濁し、踏み込んだ発言は避けている。
なお、移籍市場に詳しい記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、J・フェリックスの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は現在、プレミアリーグの複数クラブとコンタクトを取って移籍の可能性を探っているという。