セレッソ大阪は30日、徳島ヴォルティスへ育成型期限付き移籍していたU−22日本代表FW藤尾翔太について、2023シーズンから同クラブに復帰することを発表した。新たに2年間の契約を更新したことも併せて報告している。
藤尾は2001年5月2日生まれの現在21歳。C大阪のU−18を経て、2020年にトップチームへと昇格した。ルーキーイヤーは明治安田生命J1リーグ4試合出場1得点という成績に。安定した出場時間を確保できず、2021年6月には水戸ホーリーホックへと育成型期限付き移籍した。シーズン途中の加入ながら水戸では主力として活躍し、明治安田生命J2リーグで22試合に出場して8得点をマーク。2022年は徳島へと“武者修行”に出て、明治安田生命J2リーグ30試合の出場で10ゴールを挙げていた。
また、2024年のパリオリンピック出場を目指す日本代表にもコンスタントに名を連ねている。ドバイカップU−23やAFC U−23アジアカップウズベキスタン2022にも出場していた。
育成型期限付き移籍期間の満了に際し、藤尾は徳島のクラブ公式HPを通してコメントを発表。ファン・サポーターへの感謝を綴った。
「このチームをJ1に昇格させるという強い気持ちをもって挑んだ1年でしたが、目標を達成できず悔しい結果となりました。ですが、自分自身すごく成長したと感じています。周りの人たちに恵まれ、このチームでプレーできたことを嬉しく思います。選手、スタッフ、サポーターの方々、本当にありがとうございました」
また、2シーズンぶりの復帰が決まったC大阪のクラブ公式HPでは「再びセレッソ大阪のユニフォームを着てプレーできることを嬉しく思います。水戸、徳島で過ごした経験を活かしながら、さらに成長してセレッソの勝利に貢献していきたいです。よろしくお願いします」と意気込んだ。