初めての墓参りで、亡くなった飼い主のお墓に迷わず駆け寄った犬(米)<動画あり>

2

2022年12月31日 05:11  Techinsight Japan

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

亡き飼い主がいることを犬は分かっていた?(画像は『Camille Griffith 2022年12月27日付TikTok「Feeling all the feels!」』のスクリーンショット)
犬は飼い主のことを決して忘れることはないと言われるが、このほどアメリカで飼い主の墓参りに初めて訪れた犬が場所を教えられていないにもかかわらず、迷わず飼い主のお墓に駆け寄っていった。その様子を捉えた動画が多くの人たちの胸を熱くしたようだ。『Newsweek』『PetHelpful』などが伝えている。

【この記事の他の写真を見る】

米アリゾナ州在住のカミーユ・グリフィスさん(Camille Griffith、27)が今月27日、TikTokに投稿した動画が多くの人々の涙を誘った。動画はカミーユさんと雄のゴールデン・レトリバー“ハドソン(Hudson)”が、墓地を訪れる様子を捉えている。

カミーユさんは同日、今年6月に水難事故で亡くなった恋人のシェム・タイラーさん(Shem Tyler、27)のお墓をハドソンとともに訪れていた。実はハドソンはシェムさんが生前飼っていた犬で、現在はカミーユさんが面倒を見ている。この日はハドソンにとって、亡き飼い主の初めての墓参りだった。

ところがハドソンは初めての墓参りにもかかわらず、墓地に入った途端にカミーユさんより先に進み、シェムさんのお墓にまっすぐ向かっていったのだ。驚いたカミーユさんはハドソンに「なんでパパのお墓を知ってるの?」と語りかけている。

動画には「私の犬はここに来たことがないのに、私の恋人であり彼の飼い主でもあるパパのお墓にまっすぐ向かっていった」と言葉が添えられ、キャプションには「気持ちの全てを感じる。犬だって悲しいんだ」と綴られていた。動画はこれまでに340万回以上も視聴されており、このような声が寄せられた。

「亡くなった飼い主は、この犬の名を呼んでいたと思う。素晴らしいよ。愛と祈りを捧げます。」
「犬って本当に素晴らしい! 間違いなく彼らは私たちよりも多くのことを感じ取ることができるんだと思う。」
「あの犬には絶対飼い主が見えたんだよ。お墓の前で立ち止まって飼い主を見つめているんだ。彼らは僕らが見えないものが見えて、私たちの心の痛みを感じ取ることができるんだよ。」


中には「父のお墓が知らぬ間に移動されて見つけられなかった時、ウチの犬が散歩中に突然立ち止まって、父のお墓の前に座り込んだの」と、ハドソンと同じような行動を明かす飼い主もいた。


ちなみに北米最大級の動物病院グループを運営する「VCA Animal Hospital」の獣医師であるライアン・リレラ氏(Ryan Llera)とリン・バザート氏(Lynn Buzhardt)によると、犬は一緒に過ごしていた人間や他の動物を失うと、悲しみから行動に変化が生じるという。その変化とは「落ち込んで無気力になる」「食欲が減退し遊ぶことをやめてしまう」「いつもより睡眠時間が多くなり、動きが鈍く不機嫌になる」とのことだ。



画像は『Camille Griffith 2022年12月27日付TikTok「Feeling all the feels!」、2022年7月30日付TikTok「The best gift shem could have given me was hudson.」、2022年9月3日付TikTok「My heart hurts a lot today.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

    前日のランキングへ

    ニュース設定