昌平が終盤までもつれた激戦を制す！　篠田が2G1Aの活躍、近江を下し3回戦へ

　第101回全国高校サッカー選手権・2回戦が31日に行われ、昌平（埼玉）と近江（滋賀）が対戦した。

　Jクラブ内定者2人を含むタレント揃いの昌平と、2年ぶり2度目の出場となる近江が3回戦進出をかけて激突した。

　前半は均衡した展開が続き、スコアレスのまま後半へ。すると55分、昌平がその均衡を破る。エリア外でボールを拾った篠田翼がキックフェイントで相手をかわすと、左足を思い切り振り抜く。ゴールに向かって伸びたシュートは、クロスバーをかすめてネットを揺らした。

　一方の近江もすぐさま反撃。61分に左サイドを崩すと、折り返しのボールに合わせたシュートはGKに阻まれたものの、そのこぼれ球を鵜戸瑛士が素早い反応で押し込み、試合を振り出しに戻した。

　だが、PK戦も頭をよぎり始めた74分、昌平は篠田のパスを受けた伊藤風河が見事な反転を見せると、そのままゴール前で強烈なシュート。これがゴールに突き刺さり、終盤に昌平が勝ち越しに成功する。さらに80＋4分には、ここまで2ゴールに絡んだ篠田がダメ押しゴールを奪い、追いすがる近江を突き放した。

　試合はこのまま終了。篠田の2ゴール1アシストの活躍が光った昌平が、終盤までもつれた一戦を制して3回戦への進出を決めた。

【スコア】
昌平　3−1　近江

【得点者】
1−0　55分　篠田翼（昌平）
1−1　61分　鵜戸瑛士（近江）
2−1　74分　伊藤風河（昌平）
3−1　80＋4分　篠田翼（昌平）