言葉の遅い4歳児が初めて言った「アイ・ラブ・ユー!」にママ感涙(米)<動画あり>

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2022年12月31日 22:01  Techinsight Japan

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初めて「アイ・ラブ・ユー」と言った息子にハグするママ(画像は『jaylabrenae | influencer 2022年12月14日付TikTok「It’s an even sweeter moment for me knowing I used to pray for the days my son could tell me he loved me due to him being speech delayed.」』のスクリーンショット)
言葉の遅れがある4歳の息子が、ママに初めて「アイ・ラブ・ユー(大好きだよ)」と言った瞬間を捉えた動画が人々の心を熱くしている。あまりの突然の出来事に涙が溢れて止まらないママと息子の温かいやりとりを『TODAY』などが伝えた。

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米テキサス州ダラスに住む2児の母ジェイラ・ヘンリーさん(Jayla Henry、27)が今月14日、SNSに投稿した長男ブレイロン君(Braylon、4)の動画が感動を届けて拡散中だ。

動画はジェイラさんがブレイロン君とキッチンでクリスマスクッキーを作る様子を捉えたもので、ジェイラさんは「全く思いがけないことが起きたの。最後まで見て!」と言葉を添え、こう説明している。

「その日、スーパーでクッキーの型を見つけたブレイロンが『一緒にクッキーを作ることができる?』と聞いてきたの。私はワクワクする一方で心配だった。だってクッキーを生地から作ったことなんてなかったから。でもブレイロンは断固として『生地から作る』と譲らず、息子と一緒に全ての材料を探して帰宅したわ。そうしてクッキーを作ることになり、息子はとても興奮していたの。」

動画の中のブレイロン君は白いシェフ用の帽子にエプロン姿で、ボウルの中の材料を木ベラで混ぜようとしており、ジェイラさんが「ママが代ろうか?」と聞くと「オッケー! どうぞ、マミィ」と答えて木ベラを渡している。

それに対しジェイラさんが「サンキュー、ソーマッチ(どうもありがとう)」と言うと、ブレイロン君は「ユアウェルカム、ソーマッチ(いっぱい、どういたしまして)」と返答し、その後「サンキュー、ママ」とジェイラさんの腰に手を回しハグをしている。

驚いたジェイラさんが裏声で「ユアウェルカム」と嬉しそうに答えると、ブレイロン君は母の首に手を回し、「サン、サン、サン…」とどもりながらも「サンキュー、ママ」と伝えてキスをした。

そんな息子にジェイラさんは再び「ユアウェルカム」と答えており、ブレイロン君は母の顔を両手で包むと「サンキュー、マミィ」といって再びキスし、こう言ったのだった。

「アイ・ラブ・ユー、マミィ!」

するとジェイラさんは「オーマイ・ガー、アイ・ラブ・ユー・ソーマッチ(なんてこと! 私もとても大好きよ)」と声を震わせ息子にハグ、嬉し涙を流すママをブレイロン君はギュッと抱きしめた。

ジェイラさんは当時のことを「最初は『え? 今、アイ・ラブ・ユーって言った?』とショック状態だったわ。全く意表を突かれ、涙が溢れ出てきたの」と振り返り、こう明かした。

「あれは私にとってかけがえのない瞬間だった。なぜなら、言葉の遅れがある息子が私に『アイ・ラブ・ユー』と言ってくれる日が来ることをずっと祈ってきたのだから…。」

「息子はきっと、私が息子の願いを叶え、時間を割いてクッキーを一緒に作ったことに感謝してくれたのだと思うわ。」

ちなみに10月で4歳になったブレイロン君は、1歳半の時に医師に言葉の遅れを指摘されたそうで、ジェイラさんは喃語が出ず、物を指差すだけだった息子を見て「何かがおかしい」と感じていたという。そうして当時住んでいたミシガン州で言語療法士の指導を受けてきたものの、今年9月にテキサス州ダラスに引っ越ししたことをきっかけに夫と2人で言語訓練を引き継いだそうだ。

ブレイロン君についてジェイラさんは「決してイライラすることはなく、一つの言葉を習得するまで何度も反復して覚えるの。とても貪欲でやる気があるの。それに最近は、家族以外の他の人たちも息子が言っていることを理解できるようになってきたのよ」と明かし、自身のこれまでの経験、そして願いについてこのように語った。

「以前はブレイロンが発した言葉を私たちが言い直して他の人に伝えなければならなかったの。それに小さな女の子が『なぜあの子は変な話し方をするの?』と聞いてきたこともあって…。『息子の言葉が遅れているのは自分が悪いのではないか』と自分を責めていた時期もあったわ。」

「でも世の中には、私と同じような経験をしている母親が他にもいるでしょう。だから私は息子の言葉の遅れについてオープンに話をしたいの。私たちの人生の中で“完璧ではないこと”について、普通に話せる世の中になって欲しいと思っているわ!」


なおこの動画には「私の娘も言語療法を受けて3年になるの。彼女が初めて『マミィ』と言った時の私はかなり取り乱したわ」「私の3歳の息子は失行症で話せる言葉が限られているの。だから息子がいつか、『ママ』とか『アイ・ラブ・ユー』と言ってくれる日が来ることを祈っているの。この子のようにね」「この子は愛情をいっぱい受けて育っているのがよく分かる」「そうだね。ママのことが大好きで、その感情を素直に表に出している。ママの育て方が素晴らしいのでしょうね」「泣けてきた!」「なんてキュートなの!」「言われなければ言葉の遅れに気付かなかったよ」「この子を誇りに思う!」「子供たちが一番求めているのは高額なおもちゃなどではないのよね。両親と一緒に過ごす貴重な時間こそ大切なの!」「きっと最高のクッキーが出来上がったでしょうね」といった感想が寄せられている。

ちなみにジェイラさんは「この動画を観る度に涙が溢れてきてしまうの」と明かしており、SNSのコメントに対しては「誰かに希望を与えることができるのは最高の気分よ」と述べている。出来上がったのは愛情とお砂糖がたっぷり入ったシュガークッキーだそうで、妹と一緒に試食したブレイロン君は「とても美味しいよ」と親指を立て、満面の笑顔を見せていた。



画像は『jaylabrenae | influencer 2022年12月14日付TikTok「It’s an even sweeter moment for me knowing I used to pray for the days my son could tell me he loved me due to him being speech delayed.」、2022年12月14日付TikTok「Replying to @janaesimswe did our best making them from scratch」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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