第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に浦和駒場スタジアムで行われ、初のベスト4を目指す東山(京都)と日体大柏(千葉)が対戦した。
一進一退の攻防が続いた前半、先に好機を迎えたのは日体大柏。11分、ロングスローのクリアボールを拾ってカウンターを仕掛けると、ボックス右でパスを受けたFW平野伶がシュートを放つも、素晴らしい飛び出しを見せた東山のGK佐藤瑞起にシュートをブロックされた。
対する東山も直後の12分、ゴール正面やや右の位置でボール持ったセレッソ大阪入団内定のMF坂田澪哉が強烈なミドルシュートを放ってゴールを脅かすが、こちらも相手GK原田眞透の好セーブにゴールを阻まれた。
その後は、東山がロングスローやセットプレーなどからゴールに迫る展開が続いたが、一方の日体大柏も34分、FW吉田眞翔がドリブルでボックス内に侵入。DFをかわしてGKと一対一を迎えるが、またしても抜群のタイミングでGKに間合いを詰められて、先手を奪うことはできなかった。
ゴールレスのまま迎えた後半、先にシュートを放ったのは東山。ボックス右に侵入した坂田がフィニッシュまで持ち込むが対応したDFのブロックに遭う。すると日体大柏も右サイドからのセンタリングのクリアをボックス中央で拾った柏レイソル入団内定FWオウイエ・ウイリアムが狙っていくが、これも東山DF陣の壁に阻まれた。
48分には東山が左サイドからのロングスローでゴールに迫る。ニアサイドの15番がヘッドで合わせるが、これは相手GKの好セーブにゴールに阻まれた。日体大柏も70分にオウイエのポストプレーからボックス右でボールを持った吉田が右足のキックフェイントから最後は左足でシュートを放つもGKの正面を突いた。
さらに76分には東山のボックス内でバックパスをGKが手で処理したとして関節FKが与えられたが、ゴールライン上に並んだ東山の選手たちが一糸乱れぬ対応でゴールを死守。試合は80分を終えて0−0で終了となり、PK戦へ。最終席にはPKスコア4−3で東山が初のベスト4進出を決めた。
【スコア】
東山 0−0(PK:4−3)日体大柏