「望まれなかったクリスマスプレゼント」動物保護施設に持ち込まれた子犬(米)<動画あり>

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2023年01月04日 21:11  Techinsight Japan

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クリスマスプレゼントにされて数日後に捨てられた子犬(画像は『KhanTheeDane 2022年12月28日付TikTok「Please be responsible.」』のスクリーンショット)
クリスマスや誕生日のプレゼントとして子犬や子猫を贈る人もいるが、彼らは物ではなく“生きている”ことを忘れてはならない。このほどアメリカの動物保護施設で働く女性が施設に連れて来られた子犬についてSNSに投稿したところ、多くの涙を誘った。女性はペットを贈り物としてプレゼントしないように訴えている。『Newsweek』『TAG24』などが伝えた。

アメリカ在住のアカウント名「KhanTheeDane」さん(以下カーンティーさん)が先月28日、TikTokに投稿した動画が注目を集めている。動画には「いらなくなったクリスマスプレゼントがもうここに連れて来られている」と言葉が添えられており、そこにはカーンティーさんに抱かれた生後1か月の子犬が映っていた。

どうやら子犬は、ある家庭で昨年のクリスマスプレゼントとして贈られたもののようで、プレゼントされた相手が子犬を気に入らなかったせいか、動物保護施設に連れて来られてしまったのだ。カーンティーさんは動画のキャプションでこのように綴っている。

「お願いです。責任を持って飼ってください。ペットを頼んでもいない人や世話の仕方を十分に調べることをしない人に、彼らをプレゼントとして贈らないでください。この子は生後1か月でこの施設に連れて来られてしまったんです。」

動画を見た人たちのほとんどが、クリスマスプレゼントにされて数日後には捨てられてしまった子犬の姿に心を痛めたようで、次のような声が寄せられた。

「子犬のプレゼントはありだと思う。でも贈られる人が飼う覚悟ができているか、絶対確認することだね。」
「生後1か月で母犬から引き離されるなんて…。この子犬は多分バックヤードブリーダー(素人ブリーダー)から購入されたのかも。」
「子供が『犬を飼いたい』と一言も親に言っていないにもかかわらず、犬をプレゼントするのが大好きな人たちがいる。そんな犬たちは路上に捨てられたり、保護施設に連れて来られたり、貰ってきたところにまた戻されたりするんだよ(泣)」
「ちょっとでも都合が悪くなると犬を手放すのよね。クリスマスから1月にかけては動物保護施設が最も忙しい時期になるみたいよ。」

また中には「この子犬はどこの施設にいるの?」と家族として迎えたいというコメントもいくつか見られた。しかしカーンティーさんは、子犬が幼すぎるため一時預かりのボランティアをしている家庭で十分に世話をされたのちに新しい家族を探す予定だと明かしている。

子犬は現在、カーンティーさんが働くイリノイ州シカゴにある動物保護施設「Anti-Cruelty Society」が保護しており、“ウィニー(Winnie)”と名付けられたそうだ。同施設のレイチェル・クラウズニッツァー氏(Rachel Klousnitzer)は、メディアのインタビューに応じこのように語っている。

「私たちは、相手と相談もなしに動物を贈るようなことはしないように呼びかけています。動物をサプライズで贈るにしても、ペットを生涯世話するという心構えや必要な知識をすべての関係者が持っているべきです。」



画像は『KhanTheeDane 2022年12月28日付TikTok「Please be responsible.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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