ヘンリー王子、兄ウィリアム皇太子から「激しく罵られ、身体的暴力を受けた」 回顧録で暴露

34

2023年01月06日 09:51  Techinsight Japan

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techinsight Japan

兄による暴力を告白したヘンリー王子
ヘンリー王子(38)の回顧録『Spare(原題)』の発売に先駆け、英メディアが一部抜粋を掲載した。同著では、過去にウィリアム王子(現ウィリアム皇太子)がメーガン妃のことを「気難しい」と烙印を押したり、ヘンリー王子を激しく罵りあざが残るほどの身体的暴力を加えていたことなど衝撃的な内容が綴られている。

英メディア『The Guardian』が現地時間5日、ヘンリー王子による回顧録『Spare』の一部を明らかにした。

抜粋されたのは、ヘンリー王子がメーガン妃と結婚したことで、兄ウィリアム王子(以下、すべて当時)との関係が崩壊したことを明かす部分だ。

同著によると、兄弟間の衝突が起こったのは2019年、ヘンリー王子夫妻の最初の住居でロンドンのケンジントン宮殿内にあるノッティンガム・コテージでのことだった。

ウィリアム王子は兄弟の問題やメディアとの闘いについて話し合いをするためにコテージを訪れたが、到着した時はすでに興奮状態だったという。

この時ウィリアム王子は、メーガン妃のことを「気難しい」「無礼」「不快だ」などと罵ったそうだ。このことについてヘンリー王子は「メディアによるシナリオを繰り返していた」と記している。

ヘンリー王子によると、兄が理性を失っていたことから怒鳴り合うほどの口論に発展し、兄弟間で激しく罵り合った後にウィリアム王子は弟のことを「助けようとした」と主張したという。

その時ヘンリー王子は「本気か? 僕を助けるって? 悪いけど、これが助けるという意味なのか?」と答えたそうだ。

するとこの言葉がウィリアム王子をさらに激怒させたらしく、罵りながら歩み寄ってきた。怯えたヘンリー王子がキッチンに逃げると、兄は怒りながら追いかけてきたという。

ヘンリー王子は兄を落ち着かせようと水を入れたグラスを手渡し、「ウィリー(ウィリアム王子のニックネーム)、キミがこんな様子じゃ話もできないよ」と伝えたそうだ。

しかしウィリアム王子は怒りが収まらなかったようだ。同著には兄からの身体的暴力を受けたとして、次のように綴られている。

「彼は水を置くと、またしても僕のことを侮辱しながら襲いかかって来た。すべてがあっという間だった。僕の襟をつかんでネックレスを引き裂くと、床に倒した。僕は犬のボウルの上に転がった。ボウルが割れて、その破片が背中に食い込んだ。僕はしばらくその場に横たわり、唖然としていた。そして立ち上がると、兄に『出て行ってくれ』と言ったんだ。」

その後、ウィリアム王子は子供の頃の兄弟喧嘩を引き合いに出して弟に反撃するように促したが、ヘンリー王子はこれを拒否した。

ウィリアム王子は一旦その場を離れたものの、後悔した様子で戻って来ると謝罪し、そして再び部屋を出る際に「このことは、メグ(メーガン妃)に言わなくていい」と言ったそうだ。ヘンリー王子が「僕を攻撃したことを?」と尋ねると、ウィリアム王子は「僕は君を攻撃していないよ。ハロルド(ヘンリー王子の愛称)」と答えたという。

ヘンリー王子はこのことをメーガン妃に話さず、セラピストに相談した。しかしメーガン妃が夫の背中に擦り傷とあざを見つけたために事実を伝えた。すると妃は驚きも怒りもせず、ただとても悲しんでいたという。

現在のところ、この件について王室からのコメントなどは発表されていない。

なお『The Guardian』は、回顧録の内容を入手したことについて「発売前の厳重な警備の元、この本を獲得した」と説明している。

英メディア『Daily Mail Online』によると、5日にスペインの書店で『Spare』が誤って販売されたという。同著はスペイン語で「陰に隠れて」の意味を持つ『En La Sombra』とのタイトルが付けられ、全国チェーンを展開する書店「Casa del Libro」のお勧め本のコーナーに陳列されたが、1時間以内に回収されたそうだ。

『The Guardian』に加え、『Daily Mail Online』と『The Sun』はすでに同著を入手しているという。

回顧録の発売に先駆け、ヘンリー王子は英米のTV司会者からのインタビューに応じている。番組は英国と米国で今月8日に放送される予定だ。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

このニュースに関するつぶやき

  • 知らんがな。
    • イイネ!7
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(24件)

ニュース設定