動物園の猿、ネズミを叩きのめした後の行動が「あまりにも残酷」(中国)<動画あり>

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2023年01月08日 05:11  Techinsight Japan

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餌を盗みに来たネズミを捕まえた猿(画像は『The Daily Star 2023年1月5日付「Bloodthirsty monkeys bash rat against rocks for stealing food before trying to drown it」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット)
中国の動物園で最近、猿が餌を盗みにやって来たネズミを捕まえて叩きのめし、その後の行動が捉えられると「あまりにも残酷だ」という声が多数あがった。衝撃的な映像とともに『The Daily Star』などが伝えている。

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中国在住のドンさん(Mrs. Dong)は最近、浙江省衢州市の動物園を家族と共に訪れ、猿の展示施設をウロチョロするネズミを見つけてカメラを回した。

当時の動画では、1匹のネズミがコンクリート上に置かれた餌を狙って現れ、餌箱の下に入り込んでいるのが見て取れる。

するとそれに気づいた2匹の猿が餌箱に近づき、隠れているネズミを捕まえようと頭を低くして動きを止めた。

そして2秒後、猿は餌箱の下から逃げ出したネズミを手で掴み、まるで砲丸投げでもするかのようにその場で回転、ネズミを放り投げた。この時の猿の動きの速さは相当なもので、転がっていったネズミを掴むと再び回転、ネズミはおもちゃのように飛ばされてぐったりしている。

猿はその後もネズミの尻尾を片手で掴んで振り回すなどやりたい放題で、近くの水場に移動するとネズミの尻尾を持ったまま水中に沈めるという信じられない行動に出た。

もう1匹の猿はそんな仲間を興味深そうに見ているが、自ら手を出すことはなく、残酷な猿の行動はますますエスカレート、ネズミを水の中に投げ入れたり沈めたりしてその反応を見ているようだ。


そしてしばらくすると、猿は動かなくなったネズミをコンクリートの上に寝かせ、その体を人差し指でためらいがちに突つき始めた。それはネズミがまだ生きているかどうかを確認しているようであり、それまでの荒々しさは見られない。

一方のネズミはというと、さすがに命の危険を感じていたのだろう。コンクリートの上で死んだふりをしていたようで、尻尾を掴んでいた猿の手が緩んだ隙にその場から逃げ出した。

動画を撮影していたドンさんは「以前にもあそこでネズミを見たけど、特に猿の邪魔をしていた様子はなかったわ。だからまさかネズミが猿に叩きのめされるとは思ってもみなかったの」と明かし、「きっと猿は、ネズミが餌を盗んだのが気に食わなかったのでしょうね」と溜息交じりに語った。

ちなみにこの動画には「『目には目を』とは言うものの、これはトラウマになる。ネズミは二度と餌を盗みに来ないかも」「あまりにも残酷」「猿は怖い」「あんなことをすればどうなってしまうのか、猿は分かってやっているよね」といったコメントが寄せられている。

なお昨年にはイギリスで、木柱のてっぺんに乗った猿が飛んできたカモメを鷲掴みにして執拗に襲う姿が捉えられ、「自然は残酷」「ストレスか?」「猿は人間に近いというけど、残酷さも同じなのだろうか」といった感想が届いていた。



画像は『The Daily Star 2023年1月5日付「Bloodthirsty monkeys bash rat against rocks for stealing food before trying to drown it」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • 命を弄(もてあそ)ぶのは、知能が高い高等生物の習性らしい。彼らは気まぐれで、ある時は愛玩し、ある時はしなない程度に痛めつける。
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