DeNAのルーキーがプロ生活の第一歩 ドラ1・松尾「良いスタートが切れた」

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2023年01月08日 16:40  ベースボールキング

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DeNAのドラフト1位ルーキー・松尾汐恩 [写真=萩原孝弘]
◆ 指揮官が送った言葉

 DeNAの新人合同自主トレーニングが8日から横須賀市のDOCK OF YOKOSUKA BAYSTARSでスタート。

 期待の精鋭ルーキーズ10名がプロ野球選手としての第一歩を踏み出した。


 「入団発表の時の気持ち、いまグラウンドで動き始めた気持ち、キャンプインしてユニフォームを着て動き始めた時の気持ち。今年一年、すべてがみんなにとって初めての体験だと思う。どういう気持ちでこの横須賀のグラウンドに来たのか、どういう気持ちでユニフォームに袖を通したか、今年一年戦ってどういう気持ちでグラウンドに立ったかということを忘れないでくれ」

 晴れ渡る冬空の下、コート姿にリーゼントで決めた三浦大輔監督から“気持ち”の大切さを授けられたルーキーたち。

 指揮官は続けて「絶対に何年かしたら自分たちの役に立つ。順風満帆で右肩上がりにプロ野球生活を送れる選手はほとんどいない。やっぱり何かしらの壁にぶつかるし、ぶつかった時に今年一年のこの気持ちを忘れなければ自分たちの助けになる。それを忘れずに」と説いた。


 また、施設についても触れながら「いろいろな設備が整っている。周りに聞けばいろいろなものを与えてくれる人もいっぱいいる。教えてもらって言われたことをやるのもまず大事」としつつ、「でも、それをやっているだけで一軍に行けるか。この世界で成功できるか。絶対そうじゃない」とも。

 「教えてもらったことを理解して、自分たちでどれだけ工夫して自分のモノにして行くか。やはりこの世界、言われたことをやっているだけじゃ絶対ダメだから。それをどう工夫して、自分たちで考えてやっていくか。それが一番大事になってくる」と自主性の大切さを強調した。


◆ 松尾「初心を大事に」

 ランニングやキャッチボール、ノックなどで汗を流したルーキーたちを見守った後、「ちょっと硬かったかな」と振り返った指揮官だったが、「全員が元気でグラウンドに立てたことは何より。無事に入寮できて、スタートを切れたことが一番」と目を細める。

 今回の自主トレでは「環境に慣れることと、ケガをしないこと」の2つを重要視すると明かし、ドラフト1位の松尾汐恩にも「一球一球丁寧にやっていたなという印象を受けました。良い投げ方をしていましたからこれから楽しみです」と期待を寄せた。


 練習後に代表して取材に応じた松尾は「まずは自分たちのプロ野球生活の良いスタートが切れたんじゃないかなと思う」と第一声。「ここに向けて自分も作り上げてきたこともあるので、身体も良い状態で今日はできたと思います」と満足感も口にした。

 三浦監督の訓示には、「初心を大事にしなくてはならないというのは自分も思っていることなので、大切にしながらこれからも歩んでいきたいと思います」と決意を新たにしていた。

 キャンプインに向けたこの自主トレでは「ケガなく着々と自分の基礎を作っていきながら、シーズンに向けて頑張っていきたい」と意気込む。

 華やかながらも厳しい世界に身を置いた10人の新星たち。ひときわ輝く一等星を目指し、それぞれがスタートを切った。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)




【動画】ドラ1・松尾汐恩が力強いバッティングを披露
#松尾汐恩 選手と #鈴木蓮 選手の力強いティーバッティングです!💪#新人合同自主トレ #baystars pic.twitter.com/RefjMQ0RDD— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) January 8, 2023

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