アルテタ監督、欠場続くスミス・ロウに言及「ベストな状態でいることが必要」…FA杯で復帰の可能性も？

　アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、同クラブ所属のイングランド代表MFエミール・スミス・ロウの状態について言及した。7日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　現在22歳のスミス・ロウはアーセナルの下部組織出身。2020−21シーズン途中からトップチームに定着すると、背番号「10」を託され臨んだ2021−22シーズンは公式戦通算37試合に出場し11ゴール2アシストを記録する大活躍を見せた。今シーズンのさらなる活躍にも期待がかかっていたが、そけい部の負傷により昨年9月に手術を実施。今シーズンはここまでわずか4試合の出場にとどまっている。

　昨年9月のプレミアリーグ第6節マンチェスター・U戦に出場して以来、欠場が続いているスミス・ロウ。現地時間9日に行われるFAカップ3回戦のオックスフォード戦に向けた会見に臨んだアルテタ監督は、同選手の状態について言及。スミス・ロウがトップチームのトレーニングに復帰していることを認めつつ、同選手がFAカップ3回戦で復帰を果たす可能性を示唆した。

「彼（スミス・ロウ）が良い状態で明日のトレーニングに臨み、試合でチームに何かを与えてくれることを願っているよ。彼がチームにフィットし、ベストな状態でいることが必要だ。もしそれが可能であれば、我々がここ数カ月間失っていた素晴らしい選手を手にすることになる。彼は攻撃的MFとしても、ウイング（WG）としても、9番としてもプレーすることができるからね」

　プレミアリーグの前半戦を首位で終えたアーセナル。タイトル争い、チャンピオンズリーグ（CL）出場権争いが激化し、ヨーロッパリーグ（EL）の決勝トーナメントも始まるシーズン後半戦に向けて、スミス・ロウの一刻も早い復帰が望まれる。