直近7戦でわずか1勝…チェルシー指揮官がファンの不満に理解「当然だ」

　チェルシーを率いるグレアム・ポッター監督が、ファンの不満に理解を示した。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　チェルシーは8日に行われたFAカップ3回戦でマンチェスター・Cに0−4で敗戦。イギリスメディア『Squawka』によると、同クラブにとっては1997−98シーズン以来となる、25シーズンぶりのFAカップ3回戦敗退となった。

　この結果、昨年9月のシーズン途中に就任後、公式戦9試合無敗（6勝3分け）と好スタートを切ったものの、直近の公式戦7試合ではわずか1勝（1分け5敗）にとどまっているポッター監督への風当たりは強くなっている。

　試合後、ポッター監督は「我々は苦労した。FKから見事なゴールを決められ、奇妙なPKから0−2とされた。マンチェスター・C相手にボールを追いかけることも求められ、前半は全員にとって厳しいものとなった。後半は反撃を見せなければならなかったし、若い選手たちに関してはポジティブな点も見られた。敗退したことは残念だが、彼らが勝利に値していた」と敗戦を振り返った。

　苦しい結果が続いていることには「改善し続けなければならないし、フットボールのクラブとして団結しないといけない。なぜなら、明らかに我々はフットボールのクラブとして苦しんでおり、全く良くないことだからだ。しかし、それが我々の現状だ」と語った。

　また、マンチェスター・C戦の途中にはサポーターからトーマス・トゥヘル前監督のチャントが歌われるなど、ポッター監督への不満の声も上がっているが、同監督はこの行動に理解を示し、改善を誓った。

「我々は自分たちの仕事をより良くし、より懸命に働くこと以外にできることは何もない。サポーターの不満は理解しているし、尊重もしている。しかし、我々の仕事は自分の仕事をすることだ。仕事をし続け、状況を見ていくしかない。もちろん、常に他の意見があり、結果が肯定的じゃないから、否定的な意見や批判が常にある。でも、それは仕事の一部であり、挑戦の一部でもある」

「彼らのフラストレーションは理解しているし、今日の結果とチームのパフォーマンスを見れば、マンチェスター・Cから遠く離れていることを理解している。それは当然だ。次の日、そして次の試合に集中しなければならない。次は木曜日だ。我々にとっては重要な試合だ。グループとして団結し、お互いをサポートする必要がある。良いパフォーマンスと良い結果を見れば、サポーターからのサポートも受けられると思う」