史上最多14度のFAカップ制覇を誇るアーセナルは、スコアレスドローに終わったプレミアリーグ第19節のニューカッスル戦からスタメンを7人変更。ロブ・ホールディングやモハメド・エルネニー、ファビオ・ヴィエイラらが先発に名を連ねた。また、日本代表DF冨安健洋も右サイドバック（SB）のポジションでスタメン出場を飾っている。
試合は序盤からアーセナルが主導権を握る展開に。中盤でのボール保持率を高めつつ、右サイドのブカヨ・サカ、左サイドのガブリエウ・マルティネッリらを起点に敵陣ゴール前まで迫っていく。16分にはオーバーラップした冨安がサカからのパスに抜け出しボックス内右からグラウンダーのクロスを供給。しかし、このボールは相手GKにキャッチされ、ゴール前に詰めていたエディ・エンケティアには渡らなかった。
43分には左サイドの敵陣深い位置からキーラン・ティアニーがゴール前にロングスローを供給。相手DFのクリアミスに最後はエンケティアが詰めたが、右足で放たれたシュートは惜しくも枠の上へ外れた。結局ゴールネットを揺らせぬまま、前半はスコアレスで終了した。
後半も攻め続けるアーセナル。55分にはF・ヴィエイラのヒールパスを受けたサカがボックス内でシュートを放つも、相手DFのブロックに阻まれゴールとはならず。直後の右CKではサカが左足インスイングで入れたボールが直接枠を捉えたが、こちらは相手GKの好セーブに阻まれた。得点が欲しいアーセナルはグラニト・ジャカとオレクサンドル・ジンチェンコを投入し状況の打開を図る。
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70分にはアーセナルに追加点。敵陣中央でエルネニーからの縦パスを受けたF・ヴィエイラが、巧みな反転からDFラインの背後にスルーパスを供給。抜け出したエンケティアが相手GKを冷静に交わし、最後は右足で無人のゴールに流し込んだ。リードを広げたアーセナルは、75分に昨年9月中旬以来欠場が続いていたエミール・スミス・ロウを投入。スミス・ロウにとっては実に約4カ月ぶりの公式戦出場となった。
76分、自陣でクリアボールを拾ったマルティネッリがドリブルで持ち運び、敵陣ボックス手前でスルーパスを供給。ボックス内右に抜け出したエンケティアが華麗なループシュートを沈め、アーセナルがリードを3点に広げた。
その後アーセナルは危なげない試合運びで時計の針を進め、オックスフォード・ユナイテッドの反撃を許さず。試合はこのまま0−3で終了し、アーセナルが4回戦に駒を進めた。なお、冨安は81分までプレーしている。
勝利したアーセナルは4回戦でマンチェスター・Cと敵地で対戦する。
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オックスフォード・ユナイテッド 0−3 アーセナル
【得点者】
0−1 63分 モハメド・エルネニー（アーセナル）
0−2 70分 エディ・エンケティア（アーセナル）
0−3 76分 エディ・エンケティア（アーセナル）
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