精巣ガンで欠場続くハラーがまもなく復帰へ…「すべてが可能だ」

　ドルトムントのコートジボワール代表FWセバスティアン・ハラーが、早ければ1月中に復帰出来る可能性があるようだ。10日、ドルトムント公式の『YouTube』にて公開されたインタビューで明かした。

　ハラーは2022年夏の移籍市場でアヤックスからドルトムントに加入。しかし、プレシーズン中に体調不良を訴え、検査の結果、精巣ガンと診断。化学療法を受けるため、数か月間の欠場を余儀なくされていた。

　しかしながら、昨年10月より古巣アヤックスの施設で一部のトレーニングを再開。そして、今年の1月2日にはようやくドルトムントのチーム練習に合流し、復帰に向けた歩みを進めている。

　ハラーは、22日に控えるアウクスブルクとのブンデスリーガ第16節への出場を楽観視しているとのこと。インタビューでは、「もちろん、すべてが可能だ。自分の中に制限は無い。それを与えてくれるのは、コーチとメディカルスタッフだけだ。皆、僕がプレーするのが良いアイデアだと思うなら、プレーする。でももちろん、毎日ピッチに立って、出来るだけまた早くプレーしたい」と語り、出場に意欲を見せている。

　そして、療養期間中についてもコメント。「簡単ではなかった。半年間、全ての仕事に価値があったことに気付いた」と語っている。なお、ドルトムントは現在スペインnのマルベージャにてキャンプを行っている最中。10日午後に予定されているデュッセルドルフとの親善試合でベンチ入りする可能性も併せて報じられている。

　半年遅れではあるが、ようやくドルトムント・サポーターの前でプレーする姿を見せられそうなハラー。病魔に打ち勝ったストライカーの復活物語は、まもなく幕開けだ。