犬専用の送迎バスで犬を迎えに行く夫婦　可愛すぎる車内の様子が大人気に（米）＜動画あり＞

このほど、犬だけの送迎を行うバスの車内がSNSで公開され大きな話題を呼んでいる。これは飼い主から依頼を受けて犬を大自然の中で散歩させるサービスを行っている夫婦が投稿した動画で、犬がバスに乗り込みキチンと座席に座っている姿はまるでスクールバスに乗る子ども達のようで、「私も一緒に行きたい」などのコメントが届き大勢の心を掴んでいると『The Dodo』などが伝えた。

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米アラスカ州スカグウェーで犬の散歩やペットシッター、トレーニングなどの事業を行う「Mo Mountain Mutts」を運営するモー・トンプソンさん（Mo Thompson）と夫のリーさん（Lee）は、たくさんの犬を連れて近場のトレイルへ向かい犬たちを大自然の中で散歩させるサービスも行っている。

通常なら飼い主たちが2人のもとに愛犬を連れて行き引き渡すところだが、モーさんとリーさんは送迎用のバスを用意して犬たちを1匹ずつ迎えに行くという。その様子を撮影した動画にはジャーマン・ショートヘアード・ポインターという犬種の“ジェイク（Jake）”がバスの入り口から車内に乗り込む様子が映っており、撮影者のモーさんが「おはようジェイク」と声を掛けて撫でるとジェイクは嬉しそうに尻尾を振り空いている席に飛び乗り、モーさんはジェイクのハーネスにシートベルト代わりとして短いリードを装着した。

その後には家の前で1匹だけで待っていたシベリアン・ハスキーとアラスカン・マラミュートのミックス犬である“アマル（Amaru）”の姿が映り、バスが到着してドアが開くと尻尾を振りながら自らバスに乗り込んだ。どの犬もバスに乗るときに尻尾を振っており、犬の友達に会えて嬉しそうな様子を見せている。

たくさんの犬がお行儀よく座席に座る姿は多くの人の心を掴み、この動画がInstagramに投稿されると今月10日の時点で再生回数が1300万回を超える大反響を呼んだ。コメント欄には「子ども達のスクールバスより静かなのが面白い」「犬は大好きな友達の近くの座席を選んでいるのかな？」「行き先は知らないけど私も一緒に行きたい」「今スクールバスの運転手だけど、どうやったら犬専用のスクールバス運転手になれるかな」「私のところにも迎えに来てほしい」などハートマークの絵文字と共に多くのコメントが殺到した。

このサービスを始めた当初モーさんは自転車で町中を回って犬を迎えに行っていたが、次第に自身のミニバンで迎えに行くようになったという。しかし普段使いもしているミニバンに犬の匂いが染みついてしまい困っていたところ、バスをお値打ち価格で購入する機会に恵まれたモーさんは犬の送迎専用車として新たにバスを購入したのだ。

夫のリーさんはもともと別の仕事をしていたのだがパンデミックで仕事を失ったことをきっかけに、写真や動画の撮影などを担当しモーさんが1人で行っていた事業を手伝うようになった。動画をSNSへ投稿し始めたのはただ楽しむのが目的だったと言い、今回の動画がこれほどにまで話題になったことに2人は驚いたという。

TikTokやInstagramのアカウントでは車内で犬たちにおやつを配る様子や、犬たちが木々に囲まれた大自然の中で元気いっぱいに遊び回る様子を捉えた動画が投稿されている。一日に20〜40匹の犬を大自然の中で散歩させている2人だが、安全性を考慮し一度に連れて行くのは最大12匹までと決めている。

どの犬も大人しく良くしつけがされているようだが、モーさんたちのもとに来るまでは手が付けられないほど暴れん坊の犬ばかりだったという。しつけトレーニングサービスも行っているモーさんのトレーニングを受けたことにより、しっかりと座席で大人しく座ることができるようになったそうだ。


なお過去には韓国にて犬専用デイケア施設でお昼寝中の子犬たちの姿が公開され、大勢が可愛らしい姿に癒されていた。



画像は『The Dodo　2023年1月6日付「People Create A Pup Bus To Take Neighborhood Dogs Out On Little Adventures」（MO MOUNTAIN MUTTS）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）