リサイクルショップで買ったAppleデバイス 前の所有者のクレジットカード番号などが満載で衝撃(独)<動画あり>

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2023年01月11日 21:11  Techinsight Japan

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リサイクルショップで見つけたデータバックアップ用のデバイス(画像は『WillhelmDE 2022年12月14日付TikTok「this is kinds scary」』のスクリーンショット)
Apple社が以前販売していた「Time Capsule(タイムカプセル)」という商品をリサイクルショップで購入したドイツ出身の男性が、その中身をTikTokで公開して話題を呼んでいる。Time Capsuleはパソコンのバックアップ機能を担う製品で、パソコンに入っている情報の全てがここに保存されることになる。そしてこともあろうかこのTime Capsuleがリサイクルショップにて個人情報が残されたまま販売されていたのだ。データは10年以上も前の古いものだったが、口座情報やクレジットカード番号なども確認できてしまう状態であると『New York Post』などが伝えた。

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ドイツ出身で「ヴィルヘルム(Willhelm)」という名前でTikTokアカウントを持っている男性は先日リサイクルショップにて、Apple社が2008年に販売を開始した「Time Capsule(タイムカプセル)」を購入した。Time CapsuleはWi-Fiルーターとしての機能やワイヤレスでパソコンのバックアップ機能を併せ持つ製品で、手軽にパソコンのバックアップが取れることで人気を集めていた。

しかしTime Capsuleは2018年に販売終了となっており、ヴィルヘルムさんはリサイクルショップにて15ドル(約1987円)で販売されていたそのTime Capsuleを購入することに決めた。自宅に戻り早速起動してみると、購入したTime Capsuleには前の持ち主のデータが消されずにそのまま残っていた。どうやら前の持ち主は中のデータを消すことなくリサイクルショップに売ってしまったようだった。

ヴィルヘルムさんが自身のパソコンを使ってそのデータを見てみると、ユーザー名には「ドン(Don)」という名前が残っていた。Time Capsuleはバックアップをするたびに新たなフォルダを作成しデータを保存する仕組みで、今回ヴィルヘルムさんが購入したTime Capsuleには2010年のそれぞれの日付が付いたバックアップフォルダがたくさん出てきた。その内の1つを開いてみるとダウンロードフォルダや画像フォルダなど、情報が入ったフォルダがさらに出てきた。

動画では画像の詳細まで公開されていないが、そこにはドンさんの税金に関する情報やクレジットカード情報、フライト履歴、生命保険情報、さらには銀行の口座番号も確認できてしまい、ヴィルヘルムさんはドンさんがどれほどのお金を所有していたのかまで見ることができてしまったという。ヴィルヘルムさんは様々な情報から考えてドンさんは当時ビジネスオーナーのような立場であり、現在は亡くなっているのではないかと推測している。

Time Capsuleの中身を確認する一連の流れを動画に収めたヴィルヘルムさんがTikTokに投稿すると大きな注目を集め、今月11日の時点で再生回数が700万回を超えた。コメント欄には「こういうことが起こるから古いデバイスを捨てられないんだよね」「もしかしたら何も知らない家族がリサイクルショップにそのまま売ってしまったのかも」「知らないデバイスを自分のパソコンに繋がない方がいいと思うけどな」「何だか法を犯している気分だよ」と様々な声が寄せられた。

ヴィルヘルムさんは「他人の物を持っているのはいい気持ちではない」と話しており最初はTime Capsuleのデータを全て消去しようと考えていたが、写真などが残っていたためデータからドンさんの家族を探し出して手渡したいと考えていると明かした。


なお過去には中古家具の引き出しから15年前の自宅の電話番号が書かれたメモが発見され、偶然が導いた出来事に多くの人が驚いていた。



画像は『WillhelmDE 2022年12月14日付TikTok「this is kinds scary」、2022年12月14日付TikTok「Replying to @agoodfamilytiktok824」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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