移籍の可能性を否定せず?…ドルトムントCEOが”逸材”ムココの去就に言及「考えが一致しなければ…」

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2023年01月12日 17:31  サッカーキング

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複数のビッグクラブが関心を寄せるムココ [写真]=Getty Images
 ドルトムントのCEO(最高経営責任者)を務めるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏が、同クラブ所属のドイツ代表FWユスファ・ムココの去就について言及した。11日、『スカイスポーツ』や『ビルト』など複数のドイツメディアがコメントを伝えている。

 現在18歳のムココはドルトムントの下部組織出身で、2020年夏にトップチーム合流を果たした。着々と出場機会を増やすと、今シーズンは中断期間までに公式戦22試合に出場し6ゴール6アシストをマーク。活躍が高く評価され、FIFAワールドカップカタール2022に臨むドイツ代表メンバーにも名を連ねた。W杯本戦ではグループE第1節の日本代表戦に途中出場し、弱冠18歳にして世界の大舞台を経験した。

 ドルトムントとの現行契約が今年6月末で満了を迎えるムココ。リヴァプールやバルセロナといったビッグクラブからの関心が明らかになっており、ニューカッスルに至っては、同選手に対して週給15万ポンド(約2400万円/年俸に換算すると約12億円)という破格の条件を提示しているとも伝えられている。

 そんな中、『スカイスポーツ』の取材に応じたドルトムントのヴァツケCEOはムココの去就について言及。「(ムココと他クラブとの)交渉のプロセス自体はごく自然な流れだ。唯一違うことがあるとすれば、彼がまだ18歳であるということ、そして既にW杯を経験しているということだけだ」とコメントした上で、次のように続けている。

「彼(ムココ)が自分自身のために、より良いクラブとポジションを得ようと考えるのは正当なことだ。しかし、私たちには私たちの考えがある。それが一致しない場合は残念ながら協力関係が続くことはないだろう。最終的な結果とはそういったものであり、それは常に起こり得ることなんだ。もちろん、彼が私たちと一緒にいてくれることを望んでいるよ」

 なお、ドルトムントはムココの慰留を諦めておらず、契約延長に向けた交渉を行なっているものの、選手側の要求する年俸を用意するのに苦労しているとの報道もなされている。果たして18歳の”逸材”はどのような決断を下すのだろうか。
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