トルコで豊胸バッグ入れ替え後に胸に穴、インプラントが飛び出した48歳女性(英)

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2023年01月13日 05:11  Techinsight Japan

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豊胸手術後、胸に穴が開いてしまった女性(画像は『The Mirror 2023年1月9日付「Mum felt like ‘jumping off cliff’ after £3
24年前にイギリスで豊胸手術をした48歳の女性は昨年、トルコでインプラントの入れ替え手術を受けたところ、傷口に穴が開き、インプラントが飛び出してしまった。手術の安さに魅かれ、さほど下調べもせずにクリニックを選んだ女性は死にたくなるほどの後悔に襲われたそうで、自身の経験を語り注意喚起した。『The Sun』などが伝えた。

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英ロンドン南西部ニューモールデン出身の2児の母ケリー・ヤングさん(Kelly Young、48)は24年前、「自分に自信を持てるようになりたい」とイギリス国内でインプラント(バッグ)を挿入する豊胸手術を受けた。

しかし2018年、右胸の豊胸インプラントが破裂し、横になると右胸のバッグが外側にずれてしまうようになった。

ケリーさんは「破裂したと言っても特に問題はなかったの。それで『インプラントを入れ替えたい』と思いながら手術を先延ばしにしていたのよ」と明かし、このように続けた。

「昨年9月のことだったの。友人が歯の治療のためにトルコに行くことを知ってね。『この機会に自分も豊胸インプラントを入れ替え、バストリフト(乳房吊り上げ術)をしたい』と思って、リサーチもそこそこにトルコに飛んだのよ!」

そうしてケリーさんが選んだのは「価格が最も安かった」というクリニックで、イギリスでは6000ポンド(約96万円)はかかると言われる手術を3700ポンド(約59万2千円)で受けて帰国した。

ところが手術の傷は数日しても癒えず、しばらくすると右胸の下から膿が出て、傷口が開き皮膚に穴が開いていることに気が付いた。

ケリーさんは当時のことを次のように振り返る。

「よく見ると、胸の下の穴からインプラントが飛び出していたの。それで国内の医師に診てもらうと『感染症に罹っているから』と抗生物質を処方され、地区の看護師に毎日、ドレッシング材を変えてもらったわ。」

「でも傷はどんどん大きくなり、結局緊急外来に行く羽目になってね。医師には『飛行機には乗らないように』とアドバイスをされたけど、私は気が気でなくて最も早く到着できるトルコ行の便に搭乗したわ。昨年11月のことよ。インプラントが飛び出したままで本当に怖かったけど、自分でそう決断したの!」

「トルコに着くと、外科医は感染部位をキレイに洗い流し、挿入されていた420ccの豊胸インプラントを小さなサイズのものに入れ替えたの。手術の翌日は傷口からの出血が酷かったけど、医師には『それはよくあることだから大丈夫』と言われて帰国したのよ。」

ところが悪夢は続き、イギリスに戻ったケリーさんは再び胸の下に穴が開いているのを発見、それは日に日に大きくなり、国内の乳腺外科の医師に「両胸が感染症に罹っている。最初の手術後、少なくとも6か月待ってから2度目のインプラントの挿入手術を行うべきだった」と言われたという。

いたたまれなくなったケリーさんは昨年12月、3度目となるトルコ行の便に乗り、医師の診察を受けた。しかし医師はその後、豊胸インプラントを摘出しただけで「もうこれ以上、何もできることはない。今後はインプラントもバストリフトも一切すべきでない」と警告、「あなたの胸はとても小さく皮膚が垂れてしまっている。でももうここまでだ」と冷たく突き放したという。


当時のことを「両胸のインプラントと一緒に自信も失くし、崖から飛び降りたい気分だった」と明かすケリーさんは現在、抗うつ薬を飲んでいるそうで「今は胸の傷を修復してくれる医師を探しているの。だって自分の胸にはちっとも満足していないし、12歳に戻ったような気持ちなの。みんなが知っているのは豊かな胸の私でしょう…。今の私はボーイフレンドにだって見て欲しくないし、平らな胸には3か所も傷があって本当の自分ではないように感じるのよ」と肩を落とす。


なおケリーさんは、2回の再手術代は払わなくて済んだものの、最初の手術代、飛行機代、ホテル代などで総額6200ポンド(約99万2千円)を散財したそうで、「これから手術を考えている人はクリニックや合併症などについてのリサーチをしっかりすることね」と述べている。


しかしこれほどつらい経験をした後でも豊胸手術は諦めておらず、ケリーさんは「今後、また豊胸インプラントを入れたいの。だってビキニを着ることができないし、夏は悪夢でしょう!」と全く懲りていない様子であった。


ちなみにこのニュースには「言葉もない」「命をかけたギャンブルだよ。外見がそれほど重要なのか」「なぜお金を貯めてイギリスで手術を受けないのか」「なぜトルコに行くの? いい話は聞かないよね」「このニュースの全てが悲しい」「なんで自分に満足ができないのか」「インプラントが破裂してから4年も放置していたの?」「あり得ない」「命があることが奇跡だよ」といったコメントが寄せられている。

画像は『The Mirror 2023年1月9日付「Mum felt like ‘jumping off cliff’ after £3,700 Turkey boob job exploded out of her chest」(Image: Kennedy News and Media)』『New York Post 2023年1月9日付「I wanted perkier boobs ― until my implant burst through my chest」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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