アルペンスキー大会に犬が乱入 無邪気に楽しむ姿に選手も観客も大笑い(伊)<動画あり>

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2023年01月14日 11:31  Techinsight Japan

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捕獲しようと犬を追いかけるスタッフ(画像は『The Dodo 2023年1月7日付「Random Dog Unexpectedly ‘Wins’ Downhill Skiing Race」(FACEBOOK/ORF SPORT)』のスクリーンショット)
先月29日にイタリアで開催されたアルペンスキーの国際大会にて、観客として来ていた飼い主の目を盗み犬が乱入したというニュースが話題を呼んでいる。当時の様子を捉えた動画には、雪に覆われた斜面を駆け下りて全力で楽しんでいる犬の姿が映っており、大会は一時中断されたが無邪気な犬の様子に観客や選手たちは大笑いだったと『The Dodo』などが伝えた。

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さる12月29日、伊ロンバルディア州ソンドリオ県ボルミオで国際スキー連盟(FIS)が主催したワールドカップ・アルペンスキー大会にて1匹の犬がコースに乱入する珍事が発生した。アルペンスキーは雪山の斜面に用意されたコースをスキーで滑走する競技で、設置された旗を通過しながらタイムを競う。犬がコースに乱入したのは、基本種目の1つであるスーパーG(スーパー大回転)が行われている真っ最中であった。

当時の様子を捉えた動画は、24歳のオーストリア代表の選手がスタート地点につき実況者が解説をする場面から始まっている。画面上部には緑色の背景で「次の選手がスタートするまで残り50秒」とカウントダウンが表示されていたが、カメラが犬の姿を捉えると「レース中断」と赤い表示に切り替わった。

実況者の1人はカメラが犬の姿を捉えていたことに気付いていたようで、「カメラに映った犬はコース外の光景であってほしいと思っていたのですが」とコメントしている。犬はコース上を歩いていたが、捕獲するためにスタッフと思われる人物がスキーで滑走しながら犬に近づくと、犬は遊んでいるのと勘違いしたのか楽しそうに全速力で並走し始めた。

その先にはスキー板を装着したスタッフ2人が待ち構えていたが、犬はその間を駆け抜けてさらに下り、映像が切り替わりスキー板を装着していないスタッフが2人がかりで犬を捕獲しようとする場面が映ったが犬は難なくスタッフの手をすり抜けて走っていった。会場からは犬の逃走劇を見て盛り上がる観客の歓声が聞こえ、関係者や選手たちが笑っている姿もカメラは捉えていた。

その後もスタッフらが懸命に犬を捕まえようとするが、犬はコースに沿ってどんどんと雪の斜面を下っていった。途中急斜面に差し掛かると犬は滑ってしまい危なっかしい様子が見られたが、それでも止まる気配を見せずに走り続けている。


その後スタッフらが犬の前方に立ったことで犬はようやく走るのを止めたが、スタッフらから距離を置くようにして歩き回っている。後半になるとカメラが犬の姿を撮影するのを止めてしまい、その姿は確認できなくなってしまったが、犬は無事捕獲され、コースの安全も確認された。この犬は飼い主と会場を訪れていたが、隙を見て逃げ出しコースに入り込んでしまったという。


この間、競技は一時中断せざるを得なかったが、無邪気な犬の姿を捉えた動画がネット上で拡散されると「新記録が出たかな?」「犬は『最高の一日だった!』って思っているだろうね」「この競技で最速だったんじゃない?」「最高の走りだね」「タイムはどうだった? 優勝した?」など笑いの声やジョークを飛ばすコメントが寄せられた。

なお過去には800mリレーに犬が乱入して次々と選手を追い抜き、最終的に1位でゴールした瞬間を捉えた動画がネット上で話題を呼んでいた。



画像は『The Dodo 2023年1月7日付「Random Dog Unexpectedly ‘Wins’ Downhill Skiing Race」(FACEBOOK/ORF SPORT)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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