車で走行中、気付かぬままフェリーに乗っていた女性に大爆笑「フランスに行ったの？」の声（英）＜動画あり＞

今月初め、英ロンドンの街を車で走行中だった女性はテムズ川にかかる橋を渡ったはずが、フェリーに乗っていることに気づいてパニックに陥った。しかし前後左右を車に囲まれてどうすることもできず、車内からやけっぱちになりながら撮影した動画をTikTokに投稿すると「こんなことがあるはずない」「注目を集めたいだけだろう」「いや、私も経験がある」「いったいどこまで行ったの？」「フランスか？」などとネット上で大いに盛り上がる事態となった。約1週間で再生回数が160万回を超えたTikTokの動画とともに『The Mirror』などが伝えた。

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イギリスでラジオパーソナリティとして活躍するソフィー・モンタギューさん（Sophie Montague）が今月初め、TikTokに投稿した動画が話題となっている。

動画でソフィーさんは「信じられない」といった表情でこう話し始める。

「自分のしていることにどう対処したらいいのか全く分からないの。だってテムズ川を渡ろうとして、道路だと思って走行していたらフェリーの上に乗っていることに気付いたのよ！　フェリーよ！　フェリーに乗っているのよ！」

「通勤しようと道路を走っていたはずなのに、私はフェリーに乗っているの！　くそったれのフェリーなのよ！」

「全く、どうしたらこんなことが起きるのかしら…。」

ソフィーさんは自分の車を囲むように列を作って停まっている他の車や、揺れるフェリーの様子をカメラで映し出しており、動画の最後には「もう、とにかく船旅を楽しむことにするわ」とやけくそ気味に笑っている。


実はソフィーさんが乗ってしまったのは、ロンドン東部ウーリッジ地区を流れるテムズ川の両岸を5〜10分ほどで結ぶウーリッジ・フェリーで、歩行者、自転車、そして自動車も無料で乗船が可能という地元の人の貴重な足だという。通常20〜25分間隔で運行しており、人々は基本的に「道路の延長」と考えているそうだ。

動画の大反響を受けソフィーさんはその後、その日はなんとか職場に行きついたこと、ドラマティックでありながらトラウマになる船旅だったことを明かし、「フェリー代を支払わなければならないと思ったのに、無料だったの！」と興奮気味に語った。

さらにソフィーさんは、フォロワーからのリクエストに答えてフェリー内の動画パート2を投稿。揺れる船内を映し出しながら、「今回はナビがいい仕事をしてくれたわ」と皮肉たっぷりに語り、「私は船に乗っているの！　それで自分が酔っぱらっているように感じるのよ。だって全てが回っているんだから。本当にどうしたらこうなるの…。私は船の上なのよ！　全くもってあり得ないわ」とケラケラ笑いながら叫ぶのだった。

ちなみにこれらの動画には「ロンドンを知っている人なら間違ってウーリッジのフェリーに乗ることはないよ。明らかにフェリー専用だって分かるからね。彼女はただ注目を浴びたかっただけなのでは？」「本当に間違ってフェリーに乗ったの？　SNSで有名になりたいだけでしょう」という声のほか、次のようなコメントが寄せられた。

「いや、ウーリッジのフェリーは無料だからね。流れにのって渋滞した道路を走っていくとフェリー乗り場の入り口に行きついてしまうんだ。そうするともうUターンはできないね。」
「駐車場もないし、ガイドは制服を着ていないし、道を曲がるとそのままフェリーにたどり着いてしまう。ストリートビューを見ればよく分かるよ。」
「渋滞に巻き込まれなかったのはラッキーだったね。」
「あのフェリーが最高なのは無料ってことだ。」
「私も母と一緒に車を運転中に同じ間違いをしたわ。私たちは何が起きているのか分からずにずっと笑いっぱなしだったのよ。」
「私も知らない間にフェリーに乗っていたことがあったわ。フランス行きだと思って泣いたわよ。」
「え？　どこに行きついたの？　フランス？」
「ウーリッジ・フェリーについて知らない人は、あなたがフランスに行ったと思っているのよ！　大爆笑よ！」

何はともあれ、フェリーでテムズ川を渡り切ったソフィーさんだが、ラジオ番組では後日、「あのフェリーはお勧めしないわね」と溜息交じりに語っていた。



画像は『Soph　2023年1月5日付TikTok「Plain sailing」、2023年1月6日付TikTok「Replying to ＠Londonfashionqueen」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）