「まるでボウリング!」スノーボーダーが急斜面で転倒して暴走、4人が重軽傷(オーストリア)<動画あり>

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2023年01月18日 14:41  Techinsight Japan

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転倒し尻もちをついて落ちていく男(画像は『Árpád Fekete 2023年1月5日付Facebook「#whenyouthinkyou’veseenitall」』のスクリーンショット)
オーストリアのスキーリゾートで今月4日、スノーボードをしていた男(18)が簡易リフトを利用中に転倒、後続の数人を巻き込んで重軽傷を負わせた。当時の様子はカメラが捉えており、拡散され、カオスと化した現場に「これは怖い」「まるでスノーボードのボウリングだ!」といったコメントが寄せられ注目されている。『Metro』などが伝えた。

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事故が起きたのはオーストリアのスキーリゾート、クライシュベルクで、男は「Tバー」と呼ばれる簡易リフトで急斜面を上がっていた。

Tバーとはワイヤーロープの先にT字の棒がついたもので、通常1人の場合は棒を股に挟みながら、2人の場合は左右に分かれて腰を掛けながら斜面を滑って上っていく。低コストでメンテナンスが楽なため、ヨーロッパではTバーを採用しているスキー場が多いと言われるが、チェアリフトのような安定感がなく慣れるまでには時間がかかる。

事故の様子は、男が利用していたTバー「ローゼンクランツ・リフト」と平行に架かるチェアリフトに乗っていたスキー客が捉えており、SNSに投稿されて拡散した。

動画では、男が股下にあるはずのT字の棒を両手で握り、フラフラしながら進んでいくのが見て取れる。ボードには両足を載せているのが普通だが、男は後ろ足で斜面を何度も蹴り、安定感がまるでない。

そしてあと少しで坂の上に差しかかるという位置まで来ると、男はT字の棒を放してしまって尻もちをつき、後続のスノーボーダーを避けようとして加速、猛スピードのまま次々と人々に衝突した。斜面はアイスバーンと思われ、現場では外れたスキー板が宙を舞い、転倒した人がまた別の人に激しくぶつかるなどして混乱した。


この事故で少なくとも4人が病院で怪我の手当てを受けており、そのうちの1人は自力では立てないほどの重傷で、現場からカリンシア州フリーザッハの病院までヘリコプターで搬送されたという。

ちなみに最初に転倒した男はというと、怪我人を救助することなくその場から逃走、その後被害者が警察に通報したことで捕まっている。男はハンガリー出身で、警察に身柄を数時間拘束されたようだが、罪に問われたかどうかについては分かっていない。

この動画には「あまりにも危険」「笑い事ではないぞ」「まるでスノーボードでボウリングをしているようだ」「スノーボードでTバーを使うのは難しい。技術がないなら利用するべきでない」「スノーボードとスキーは別のコースを用意すべき」「同様の事故はまた起きるね」「SNSで注目されたいがためにワザとやったのではないか?」「逃げたらダメだろう」「本人は大丈夫だったのか?」といったコメントが寄せられている。



画像は『Árpád Fekete 2023年1月5日付Facebook「#whenyouthinkyou’veseenitall」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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