「一緒に家に連れてって」男性に擦り寄る野良猫、保護されたのちに子猫を出産(米)<動画あり>

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2023年01月19日 20:11  Techinsight Japan

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突然擦り寄ってきた野良猫(画像は『Belladonna & Friends 2022年11月3日付Instagram「ONE WEEK FOSTER needed to save this cats life」』のスクリーンショット)
このほどアメリカで、ある男性のもとに見知らぬ一匹の野良猫が駆け寄り、足元に擦り寄ってきたという。この人懐っこい猫は、男性に助けを求めているように見えたそうだ。『The Dodo』『Love Meow』などが伝えている。

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米ニューヨーク市ブロンクス区内の駐車場で昨年11月、この区域で動物救助隊員をしているダニエルさん(Daniel)は一匹の猫に出会った。今月14日に『The Dodo』が伝えたところによると、オレンジ色に近い茶トラ模様の猫は、どこからともなくやって来てダニエルさんの足に擦り寄ってきたそうだ。

当時ダニエルさんが撮影した動画には、彼の顔を見上げながら甘えた声を出している猫の姿があった。それは「一緒に家に連れてって」と訴えているようにも見えたそうで、ダニエルさんはこの非常に痩せていてとても人懐っこい猫のことを、動物救助のパートナーで地元の動物保護団体「Saving Belladonna」の創設者であるスージーさん(Suzy)に保護してもらうことにした。

連絡を受けたスージーさんが現場に向かったところ、遠目から見た時に「鳥」と思ったほど猫は痩せていたという。猫はスージーさんの呼びかけにすぐに気づいて、ダニエルさんの時と同様に駆け寄ってきたそうだ。スージーさんは「あの子ったらそんな風にして道行く人のところへ駆け寄っていくんですよ」と当時を振り返っている。

猫はスージーさんに「撫でて欲しい」と言わんばかりに擦り寄って甘えてきた。その隙に用意したケージに猫を入れようとしたスージーさんだったが、猫は警戒してその場から一旦逃げてしまった。ところが猫はすぐに戻ってきて、今度は自らケージの中に入っていったという。スージーさんは「今までで一番簡単な救出劇でした」と語っている。


鼻がピンク色をしていたことから猫は“フラミンゴ(Flamingo)”と名付けられ、新しい家族が見つかるまで預かりボランティアが面倒をみることになった。当時のフラミンゴは、体重をさらに1キロほど増やす必要があったそうだ。

そして保護されてから数日後、スージーさんのもとに預かり先から驚くような連絡が入った。フラミンゴはなんと妊娠していたのだ。妊娠発覚から数週間後、フラミンゴの状態を確認したスージーさんは「体があまり大きくないことから、2〜3匹程度の子を産むのだろう」と思ったそうだ。しかしその翌日、フラミンゴは6匹もの元気な子猫を出産した。

この時、預かり先はもちろんのことフラミンゴの救助にあたったスージーさんやダニエルさんも、フラミンゴが交通量の多い道路付近ではなく安全な場所で出産できたことに安堵したという。子猫たちは現在、預かり先で家中を元気に駆け回っているそうだ。


まだ体重が十分に増えていないフラミンゴだが、目標体重に達したのちに避妊手術を受け、その後新しい家族を探す予定とのことだ。スージーさんはフラミンゴについてこのように語っている。

「フラミンゴはとてもフレンドリーで話し好きなんです。飼い主になる人をきっと幸せにすることでしょう。」

ちなみに猫が人間に助けを求めるような仕草を見せたのは、今回に限ったことではない。米ノースカロライナ州で昨年2月中旬、「助けて」と言わんばかりに民家の玄関先に2匹の子猫を連れてやってきた母猫が話題になっていた。



画像は『Belladonna & Friends 2022年11月3日付Instagram「ONE WEEK FOSTER needed to save this cats life」、2022年11月15日付Instagram「Wow does this song fit this cat.」』『The Dodo 2023年1月14日付「Cat Runs Up To Woman On Busy Street And Asks To Go Home With Her」(SAVING BELLADONNA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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