オムツ姿の4歳児、銃を持ちマンション共用廊下で遊ぶ姿に「恐ろしくて見ていられない」（米）

米インディアナ州にあるマンションで今月14日午後4時、4歳男児が銃を片手に歩き回る姿を隣人宅の玄関にある防犯カメラが捉えた。公開された映像には、オムツ姿の男児が銃口を自分の顔に向けるという恐ろしい場面が映っていたのだ。通報により駆けつけた警察官は、男児が手にしていた銃を家の中から発見し、一緒に住んでいた父親を育児放棄の疑いで逮捕したことを『FOX59 News』などが伝えている。

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衝撃的な映像は、米インディアナ州ビーチ・グローブにあるマンションの玄関先に設置された防犯カメラが撮影したもので、オムツ姿の4歳男児が銃を握り締めて歩き回る姿が映っている。男児は片手で銃を持ち、正面に構えて銃を撃つような真似をし、その後には男児が銃口を自分の顔に向けるという恐ろしい場面も確認できる。

周囲に大人の姿はいないようで、この様子を見た近所に住むニコル・サマーズさん（Nicole Summers）がビーチ・グローブ警察署に通報した。ニコルさんは家の前に男児が1人でいることに気付き、一緒にいた息子がドアを開けて確認したところ、銃をこちらに向けるオムツ姿の男児がいて、すぐにドアを閉めて思わず後ずさりしたという。ニコルさんは「覗き穴から見てみると廊下の真ん中に子どもが立っており、背中側に銃を持っていました。あれは本物の銃だと思いましたよ」と当時を振り返った。

警察官らは14日、幼児の父親シェーン・オズボーン（Shane Osborne、45）を訪ねて家宅捜索した。しかし銃は見つからず警察官がマンションを後にしようとした際、ニコルさんは玄関先のカメラの映像を見せて「確かに銃があるはず」と訴えた。警察官らは同日の夜に再びシェーンの家に行き、男児に「“ピューピュー”はどこで見つけたの？」と優しく尋ねた。すると男児は、部屋の中にあった机に警察官を連れていったという。この机をくまなく捜してみると、15発の実弾が装填された9ミリのスミス＆ウェッソン社の銃が発見された。男児は1人で遊んでいる時に引き金を引いていたが、幸いにも銃弾は弾倉に装填されており、すぐに発砲できる状態ではなかったため暴発することはなかったという。


この件で警察は銃を押収し、育児放棄の疑いでシェーンを逮捕した。シェーンは取り調べに対し「子どもが外に出ていた時は体調が悪くて眠っていた。自分は銃を所持していないが、親戚が置いていった可能性がある」と供述した。なおシェーンは、育児放棄に加え銃器の危険な管理の罪にも問われている。

ビーチ・グローブ警察署の副署長であるロバート・マーキュリーさん（Robert Mercuri）は「私は翌日にこの映像を見たので結果的に無事と分かっていましたが、それでも息を呑むほどの恐怖を感じました。親であろうとなかろうと、これを見てショックを受けずにはいられないですよ」とコメントしている。

男児が銃を手に1人で遊ぶ様子を捉えたショッキングな映像は、警察に密着した米ドキュメンタリーシリーズ番組『On Patrol: Live』で放送されており、「信じられない映像」「子どもが自分に銃口を向ける瞬間もあるし、見ているのが辛いよ」「怖くて見ていられない」「こんな親からは子どもを取り上げて」「銃を所持するのにセーフティトレーニングなども必須にするべき」など様々な意見が寄せられた。

ちなみに昨年3月には、12歳と14歳の従兄妹がライブ配信中に遊んでいた銃が暴発し死亡していた。



画像は『Metro　2023年1月17日付「Dad arrested live on TV after toddler son came out of flat waving loaded gun」（Picture: On Patrol: Live and REELZ）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）