ビジャレアルFWダンジュマ、エヴァートンと合意寸前…買い取りOP無しのローン移籍に

　ビジャレアルのオランダ代表FWアルノー・ダンジュマのエヴァートン移籍が近づいているようだ。21日、移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身のTwitterで報じている。

　ビジャレアル側は、今冬の移籍市場で同選手の退団を容認する構えを見せており、先週末にはイングランドへの渡航と、それに伴うトレーニング欠席も許可。エヴァートンの他、古巣のボーンマスなども動向を注視していた。ロマーノ氏によると、20日の夜、クラブ間・個人条件共にエヴァートンと完全な合意に達し、取引成立は間近であるとのこと。21日の朝にも、メディカルチェックを受診する予定だ。

　また、移籍形態はストレートローン（買い取りオプションが付帯しない期限付き移籍のこと。ドライローンとも言う）となり、今季終了までの契約となる模様だ。

　現在25歳のダンジュマは、PSVの下部組織出身。その後のプロキャリアでは、NECやクラブ・ブルージュでプレーした後、2019年夏にボーンマスへと移籍した。ビジャレアルでは2021年夏からプレーしており、昨シーズンは全公式戦34試合で16得点を挙げる活躍を見せた。今季は序盤戦で負傷していたこともあり、17試合出場で6ゴールという成績になっている。

　ボーンマス時代以来、1年半ぶりのプレミアリーグ復帰となるダンジュマ。現在19位と苦しんでいる“トフィーズ”（エヴァートンの愛称）の救世主となれるか。