「すずめ」「FILM RED」「SLAM DUNK」など5作品!「第46回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞が発表

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2023年01月23日 19:11  アニメ!アニメ!

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『すずめの戸締まり』(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年に日本で公開された映画作品とその関係者を表彰する「第46回日本アカデミー賞」が、15部門の各優秀賞および新人俳優賞を発表した。「優秀アニメーション作品賞」には『犬王』、『かがみの孤城』、『すずめの戸締まり』、『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』の5作品が選出された。

「日本アカデミー賞」は、日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、1978年より毎年開催されている日本の映画賞だ。第46回においては、2022年1月1日〜12月31日に公開され、上映回数や期間といった基準を満たした作品を選考対象としている。

うち「優秀アニメーション作品賞」にこのたび、湯浅政明監督の『犬王』、原恵一監督の『かがみの孤城』、新海誠監督の『すずめの戸締まり』、谷口悟朗監督の『ONE PIECE FILM RED』、井上雄彦監督の『THE FIRST SLAM DUNK』が選ばれたことがわかった。

『犬王』は古川日出男の『平家物語 犬王の巻』を原作とするアニメ映画で、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚との強烈な友情と「能楽」の世界を鮮烈な視点で描いた。


『かがみの孤城』は辻村深月のベストセラー小説を原作として、家に閉じこもっていた中学生・こころを主人公に「鏡の中の城」で巻き起こる物語を描くファンタジーミステリーだ。

『すずめの戸締まり』は新海監督の3年ぶりとなる最新作で、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。


『ONE PIECE FILM RED』は『ワンピース』の劇場版最新作で、音楽の島・エレジアを舞台に世界で最も愛されている歌手・ウタが“シャンクスの娘”であるという衝撃の事実から始まる物語を描いた。

『THE FIRST SLAM DUNK』は、監督および脚本を原作者の井上自らが手掛けた新たなアニメ映画化だ。キャラクターデザインおよび作画監督を『甲鉄城のカバネリ』のキャラクターデザイン、『進撃の巨人』の作画監督・アクション作画監督などを務めた江原康之が担当した。

なお、『ONE PIECE FILM RED』はこれに加え、音楽チームが独自の企画性が際立つ作品を生み出した団体・人物に与えられる「特別賞」にも選ばれている。このほかアニメでは、「優秀音楽賞」に『すずめの戸締まり』のRADWIMPSと陣内一真も選出された。

さらに、アニメ『ドラえもん』シリーズに美術監督や美術設定として携わった川本征平が、「アニメーション美術背景」で「特別協会賞」に輝いている。

「第46回日本アカデミー賞」の授賞式は、2023年3月10日に東京のグランドプリンスホテル新高輪にて開催され、各部門の最優秀賞は当日発表となる。『犬王』、『かがみの孤城』、『すずめの戸締まり』、『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』のうち「最優秀アニメーション作品賞」に輝くのはどの作品となるのか、賞のゆくえに注目だ。

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